BROOK’S OFFICIAL BLOG(略してBOB)

2015
3/26

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シドモア桜

こんにちはBOBです。
いよいよ桜の季節になりました。
満開の桜を見ると心が躍るのは日本人のDNAの為せるわざなのでしょうか。
今回は、横浜と桜にまつわるエピソードをご紹介します。
20150326
今や世界中で愛される桜。
中でも、アメリカ、ワシントンD.C.のポトマック河畔は、海外の桜の名所として有名で毎年ニュースにもなりお馴染みかと思います。
実はこの桜は、1912年に日米友好親善の印として東京市(現 東京都)が贈ったものです。
桜の寄贈が実現するまでには高名な化学者、アドレナリンの発見者として有名な高峰譲吉をはじめとする多くの人の尽力がありました。
その中の1人が、アメリカ人女性エリザ・シドモアです。
 
紀行作家であったシドモアは、兄が日本領事館に勤めていた縁で1884年に初来日。延べ3年に亘る滞在で、日本文化、とりわけ桜を愛でる日本人の精神に感銘を受けました。向島で見た花見風情に深く魅了されたシドモアは、ワシントン当局に桜を植樹するよう働きかけ、大統領夫人の協力を取り付けるなど奔走したのです。
シドモアはスイスで72年の生涯を終えましたが、翌年、母や兄が眠る横浜山手にある横浜外国人墓地に埋葬されました。墓碑の傍らにはポトマック河畔から里帰りした桜の木が植えられ、「シドモア桜」と呼ばれています。このシドモア桜から接ぎ木して作った苗木が、現在、横浜の各地に移植されつつあるとか。
これからも桜の歴史は脈々と続いていくのですね。
今回は横浜の桜のお話でした。

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投稿日:2015年3月26日  カテゴリー:ご当地
シドモア桜」への3件のフィードバック

シドモア桜、日吉の丘公園で見ました。
緑の花をつけるギョウコウなど、桜は本当に種類が多くありますね。

昨日近くの天祖神社で桜を撮影した桜と似ています。
もしかしてシドモアがここまで来ていたとか??
桜の種類は沢山あって違いがわからないのが現実です。でも楽しいお話有難うございました。

とても良い話でした。
シドモア桜は何処まで広がって居るのでしょうか?

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