醤油や味噌、豆腐に納豆…。昔から日本人が口にしてきた、伝統的な調味料の原料や食材として欠かせない大豆。美容や健康に気を遣う女性たちから火がついた、近年の“発酵食品ブーム”もあり、大豆イソフラボンを含む「大豆パワー」への注目がますます高まっています。
大豆は弥生時代の初期には朝鮮半島を経由して日本に伝わり、当初は煮たり炒ったりするシンプルな方法で食べられていたそうです。その後、奈良時代に味噌や醤油の原型である穀醤(こくしょう・こくびしお)の原材料として使われていました。鎌倉時代以降には国内で栽培されるようになり、広まったといわれています。
昔から米が主食である日本人にとって、不足がちな栄養素であるたんぱく質が豊富な大豆は、食材の保存性を高めたり、料理をおいしたりする調味料としてだけでなく、栄養面でも大切なものでした。
大豆はアミノ酸やビタミン、ミネラルのほか、あまりイメージがないですがカルシウムや食物繊維も豊富。栄養の偏りを改善するなど多くの作用があるとされていて、いろいろな研究が進められています。
特に女性から注目されているのが、分子構造がヒトの女性ホルモン「エストロゲン」に似ている『大豆イソフラボン』です。
『大豆イソフラボン』を含む大豆は、女性特有のお悩みの改善や女子力アップが期待できるとして、食材以外にも加工食品からスキンケアまで、さまざまな形で利用されています。
●食材としてそのまま食べる水煮にして煮物やおかずに。また、これからの時期にビールのおともにぴったりの枝豆も、じつは大豆。意外と知られていませんが、枝豆は未成熟で青い(緑)状態の大豆なんですよ。
お財布にやさしい「もやし」にも大豆もやしという種類があります。もやしに豆がついたものがそれで、韓国料理のナムルなどは、この大豆もやしを使っています。
●加工して食べる発酵させて作る納豆、茹でてすり潰したものを固めて作る豆腐も、もとは大豆です。豆腐の製造過程でできる「おから」を使った「卯の花」は家庭料理定番のお惣菜ですね。このほかに、最初に書いた醤油や味噌なども大豆の加工品です。
●飲む飲む大豆といえば豆乳。こちらも、豆腐の製造過程でできる副産物です。豆乳は牛乳より低エネルギー、低脂質、低糖質で、コレステロールを含みません。
また、豆乳に含まれる大豆の豊富なたんぱく質は植物性で、吸収率は高いのに牛乳タンパク質に比べて吸収速度が遅いという特徴があります。これが満腹感を長続きさせて、結果的に女性が気にするダイエットのお助けになるということです。
●かける炒った大豆を潰してからザルなどでふるい、粉状にした「きな粉」。くず餅やわらび餅、白玉などの和風スイーツに欠かせません。黒蜜のコクと芳ばしいきな粉は相性も◎
シンプルなのに滋味深く、ビューティー&ヘルシーをサポートしてくれる大豆。
ついついたくさん摂りたくなってしまいますが、そこはバランスが大事。女子力アップに大豆イソフラボンがいいからといって、特定の成分を必要以上に摂取すれば、それはそれでバランスが崩れてしまいます。
大豆を上手に食生活に取り入れて、ますます輝く女性になってくださいね♪
朝食のドライフルーツを前日に仕込んだプレーンヨーグルトに、きな粉、そしてココア少々。最近のヨーグルトは酸味が無いので、ゆず酢を添加。
小腹の空いたときには大豆の炒り豆食べています。ごはん炊くときにも時々炒り大豆を混ぜています。
やや多いかもですが、摂りすぎてはないと思います。
もともと好きで長年続けてますが、最近テレビなどで流行ってますね。売り切れの不安が…。
Posted at 2019.07.28 by みどりのインコ