コーヒーセミナーをはじめ、年間通してさまざまなイベントを行っているBROOK’S。
その中で昨年ダントツで応募が殺到したのが、新茶の新しいスタイルを提案した「BROOK’S the “Shin-cha Bar”(新茶バー)」。その大好評イベントをさらに皆さまに楽しんでいただけるよう進化させ、今年も開催しました。
イベントが行われたのは去る5月25日(土)、場所はおなじみの「BROOK’S ME-BYO cafe」。
新茶の時期は新緑の時期でもあります。「BROOK’S ME-BYO cafe」は原宿の表参道に面しているのですが、ちょうど表参道のけやき並木が新茶と同じように枝をぐんぐん伸ばし、美しい葉をたたえていました。まさに新茶を愉しむイベントにぴったりの季節でした。
新茶イベントへの応募は、BROOK’Sのショッピングサイトにて新茶を予約購入、または「me-byo valley “BIOTOPIA”(未病バレー“ビオトピア”)」のオープン1周年記念イベントの際に、新茶販売特設ブースでご購入いただいた方限定。購入者にシークレットなページをご案内し、そこから参加希望の方に応募してもらうという遊び心あるものでした。
応募フォームに「去年抽選でハズレてしまって今年リベンジです。」と書いてくれた方もいて、スタッフ一同イベント前から参加してくれる皆さんとお会いできるのがとても楽しみでした。
今年は「BROOK’S the “Shin-cha Bar”茶論(新茶バーサロン)」と題して、サロンのようにくつろぎながらコールドブリュー(水出し)で抽出した新茶と、新茶料理を愉しんでいただく趣向。
コールドブリューで抽出すると『新茶の醍醐味である「蒼く瑞々しい香り」を最大限に引き出せる』と、当日マスター役を務めた日本茶インストラクターの資格を持つBROOK’S社員が、心をこめて仕込みました。
左から「駿河の匠 新茶(静岡県産)」、「宇治摘みたて新茶(京都府産)」、「わかば彩り新茶(鹿児島県産)」、「春先取り 新茶(種子島産)」。
この4銘柄を飲みながら、それぞれの新茶に合わせた料理も愉しんでいただきます。
並んだ4つのグラスを前にまず皆さんが驚かれたのが色の違い。「同じ新茶なのに、こんなに色が違うんですね~!」
「こうやって違う色になるのはどうしてですか?」「どのくらいの時間(抽出)で、同じような味になりますか?」
という質問から、
「おいしい!家で飲むのとはぜんぜん味が違う!」
「やっぱり新茶は特別ですね。」といった感想まで、参加者同士顔を見合わせながら話も弾んでいました。
イベント限定の特別料理も、抽出したお茶そのものを使ったものだけじゃなく茶葉を使ったもの、デザートとなる氷菓子まで、茶懐石風に4種類をご用意。4銘柄のお茶とともに参加者の皆さんには新茶を丸ごと味わっていただきました。左から
●真鯛と新茶の昆布締め
●新茶ごはん
●新茶葉の白和え 季節の野菜を添えて
●旬のフルーツジュレと新茶のグラニテ
「茶葉入りのごはんは家でも簡単にできそう!」
「鯛の昆布〆はどのくらい時間をおけば味がしみますか?」
料理と組み合わせることで新茶の甘みがより引き出されたり、お茶特有の渋みと旨みの調和を感じたり、より深く新茶の魅力を知っていただけたようです。また、メニューの最後に提供されたデザートのイタリア風かき氷のグラニテでは、「抹茶を使ったデザートやスイーツはよく食べるけど、煎茶でもこんなにおしゃれなデザートができるんですね~」と大好評でした。
参加者の皆さんには、おいしい新茶の淹れ方(コールドブリュー・お湯)と、当日提供したお料理のレシピが載っているリーフレットもお持ち帰りいただいたので、ご自宅でも作っていただけるとうれしいですね。
今年の新茶イベントに参加してくれた方のほとんどが「BROOK’S」の新茶を購入するのは初めて。」とのこと。そして、今年から新たにラインアップされた、まだ一般的にはめずらしい日本でもっとも早摘みのお茶、種子島産の「春先取り 新茶」を購入いただいた方がほとんどでした。「めずらしさや日本でもっとも早いという言葉に惹かれて購入しましたが、実際に飲んでみるとおいしいお茶で満足しました。」
「4銘柄も一気に飲み比べできるなんてなかなかない機会ですよね。購入した「春先取り 新茶」にも満足していますが、イベントで飲んでみたら「駿河の匠」もすごくおいしくて。」
産地の違う4銘柄を同時に試せると、自分の好みの銘柄に出会うこともできますよね。料理とのペアリングだけではなくて、そこもこのイベントの大きな魅力のひとつのようです。
参加されたほとんどの方が、今日新しく出会って気に入った銘柄を、帰りに即売コーナーでお買い求めいただきました。
イベントでお出しした新茶4銘柄は、当日「BROOK’S ME-BYO cafe」にご来店のお客様や、惜しくも今回のイベントの抽選に外れてしまった方々にもお試しいただけるよう、1Fに物販コーナーと試飲コーナーを設けました。また、お楽しみコーナーとして「聞き茶体験」コーナーも設置。こちらの正解者には個包装のお茶をプレゼント。原宿という場所柄、ふだんは日本茶を飲まない若い方たちや訪日外国人客の方の興味もひいたようで、試飲用のカップに手を伸ばしていました。
日本茶を飲む機会や回数が減っているといわれて久しいですが、おいしいお茶を飲むとやはり「日本茶っていいな~」って感じますよね。
今年の販売期間は6月30日まで。残りわずかです。年に一度しか出会えない新茶をぜひ味わってくださいね。