新緑の季節になりました。新茶とはその年の最初に芽吹いた新芽で作ったお茶のことで、一番茶とも呼ばれます。「夏も近づく八十八夜」と言う歌の歌詞がありますが、これは立春から数えて88日目、つまり今年は5月2日。八十八夜に摘まれたお茶を飲むと「1年間無病息災で過ごせる」と言われ、縁起物とされています。そんな新茶の魅力や美味しさの秘密はどこにあるのでしょうか?
茶摘みシーズンは屋久島や種子島など温暖な地域で3月後半頃から始まり、気候の変化とともにだんだんと日本列島を北上していきます。山間地や北限のお茶のひとつである茨城県の奥久慈茶などは、6月前半頃まで新茶の茶摘みが行われます。その後、1ヶ月半ほどの間隔で半年間に渡って茶摘みは行われ、地域によっては秋口に4番茶(秋番茶)まで収穫する所もあります。
その中でもっとも香りが豊かなのが1番に摘む新茶。新茶特有の蒼く瑞々しい爽やかな香りは格別で、この香りはなんと製茶後2ヶ月ほどしか味わえない、特別なもの。香りだけではなく、その味わいにも特徴があります。
その秘密は寒い冬の間に、根などに養分をたっぷり蓄えているということ。春の訪れと共にゆっくり成長していく新芽には、冬の間に蓄えた養分がぎゅっと詰まっているのです。こうして、たっぷりの旨みや甘みときめ細かく柔らかな苦み、そして極上の香りを楽しめる新茶が誕生するのです。
新茶をあまり意識して飲んだことがない方も、どんな味なのか興味をもたれたのではないでしょうか?設立当時はお茶屋として始まったBROOK’S。「日本茶三大産地の新茶を味わいつくす」をコンセプトに、今年も静岡・鹿児島・宇治の新茶をご用意しました。創立50周年を記念した「駿河の匠」も販売しています。
新茶の魅力である蒼く瑞々しい香りは、熱湯を注いでしまうと損なわれてしまいます。新茶のおいしさを存分に味わうなら、お湯の温度や蒸らす時間を守って正しく淹れることが重要。茶葉によって温度や蒸らし時間は変わってきますので、パッケージや説明書きで確認してくださいね。
ここで、新茶のおいしい淹れ方を簡単におさらいしておきましょう♪こちらのページ内にある「新茶のおいしい淹れ方」も参考にしてみてください。
温度に気をつければ、おいしい新茶を淹れることができます。ぜひ、この淹れ方をお試しください。
最近は、普段あまり急須でお茶を淹れない、自宅に急須がないという方もいるのではないでしょうか?しかし、こんなにおいしい新茶を楽しまないのはもったいない!そこでBROOK’Sではだれでも新茶の魅力が楽しめる提案として、原宿の「BROOK’S ME-BYO café」で、ちょっと大人な「新茶バー」を開催。
注目の楽しみ方は、グラスでおしゃれに楽しむ「新茶のコールドブリュー」です。 3~6時間ほどかけてじっくりと氷水出しした新茶は、蒼く瑞々しい香りや奥深い甘みと旨みを存分に堪能できるんです。「新茶のコールドブリュー」4種類の飲み比べや利き茶体験、新茶に合うスイーツとのペアリング体験もご用意。
これまで出会ったことがない新茶の新しい魅力をぜひ味わいに来てくださいね。ご応募お待ちしております。
詳細・ご応募は⇒こちらから