世界各国の消費量を合わせると年間900万トン近くも飲まれているコーヒー。多くの国でたくさんの人々に飲まれているだけあって、それぞれの国でその国独特のコーヒー文化が楽しまれているようです。BOBと一緒に世界のコーヒーを旅してみましょう♪
シュナップスとは、アルコール度数40%前後のドイツの果実酒のこと。カフェ・シュナップスは、この果実酒と深煎りコーヒー、お好みで砂糖を入れる定番のホットドリンクで、ドイツでは夏の暑い時期でも多くの人がこの温かい飲み物を楽しむのだとか。
以前BOBでもご紹介していますが、世界を見渡すとコーヒー×お酒の組み合わせは意外と多く、他にもアイルランドのアイリッシュ・コーヒーやフランスのカフェロワイヤルなども有名ですね。
コーヒー豆とマーガリン、砂糖を独自の比率で焙煎して淹れるホワイトコーヒー。もともとマレーシアでは、このような方法でコーヒーが焙煎されていたそうなのですが、ある人物が使用する砂糖などを少なくしたことで焙煎時に焦げずに、今までのコーヒーより白っぽいコーヒーが誕生したのだとか。マーガリンの香りや味は濃厚なまま、焦げがないことで苦みを抑えたホワイトコーヒーは評判になり、マレーシア全土に広がったそうです。
メレンゲとホイップクリームを軽く混ぜ合わせたものをグラスに入れ、アイスクリームを足してコーヒーを注いだカフェ・ド・ベルジクは、温かいコーヒーと冷たいアイスが一緒に楽しめます。イーベルという地域では、3年に1度の「猫祭り」に欠かせない飲み物で、キャッチできれば幸せになるといわれるネコのぬいぐるみを鐘楼(教会などにある釣り鐘堂)の上から投げて奪い合い、カフェ・ド・ベルジクを飲んで祭りを楽しむそうです。
コーヒーに砂糖と牛乳、さらにかき混ぜた卵黄を加えて、お好みでシナモンやナツメグ粉を振りかけたエッグノックは、コーヒーデザートのような優しい甘さが幅広い年代に人気の飲み物。ハロウィンからクリスマスにかけて飲まれることが多いそうです。大人には、コーヒーリキュールを使ったレシピが人気だそうです。
以前ご紹介した香港のコーヒーと紅茶を混ぜ合わせて飲む鴛鴦茶(えんおうちゃ)も、他では聞かないちょっとびっくりするようなコーヒーの楽しみかたでした。
同じコーヒーでもこのように、国や地域によって飲みかたやアレンジはいろいろ。その背景には文化や国民性、気候風土、生活習慣などさまざまなものが隠れていそうですね。
海外へ行った際には、ぜひ現地独特のコーヒーを味わってみてください。現地のカフェやパブで出会った人に、持参した日本独自のコーヒー文化であるドリップバッグコーヒーを渡せば、思いがけないコーヒー文化交流が生まれるかもしれませんよ。
今回の記事、とても興味深く拝見しました。
海外旅行の時は観光に忙しくて、なかなかカフェに入れません。(団体旅行ではなおさら…)ホテルの部屋で、湯沸かしポットでブルックスを淹れ、ほっと一息というのが、私の定番です。
ですが、これから旅行の時は、必ず現地のカフェに入ってみようと思いました。
Posted at 2017.11.2 by ええなも
世界には、コーヒーをいろんな飲み方で楽しむんですね!!果実酒や卵黄などとコーヒーを合わせるのには、ビックリしちゃいました!!!
機会があれば、是非飲んでみたいです♪
Posted at 2017.10.31 by パンサー