サードウェーブ到来以降、盛り上がりを見せているコーヒー業界。その中でも、新しいコーヒーの飲み方、いわゆる進化系コーヒーは特に注目を浴びています。昨年は水出しコーヒー(コールドブリュー)が話題になりました。今回は、進化系コーヒーの中から、これから話題になりそうな“おもしろ”アイスコーヒーを紹介したいと思います。
■○○○○にそっくり!泡立つ「ドラフトコーヒー」
ドラフトコーヒーの見た目は、なんと黒ビールにそっくり!グラスをビアグラスに変えたら、見分けがつかないくらい。ドラフトと名前に付くところもおなじみのビールと同じで、これがコーヒーなんて、驚きです!
ドラフトコーヒーがなぜそのように見えるかというと、理由はその抽出方法にあります。ドラフトコーヒーの本場アメリカでは「Nitro Cold Blew Coffee(ニトロコールドブリュー)」という名前のドラフトコーヒー。
Nitroは「窒素」、Cold Blewは「水出し」。つまり、コーヒー豆を水出しで抽出したあとに、専用のサーバーに詰め、窒素をたっぷり含ませながら注ぐことにより表面がきめ細かく泡立ち、黒ビールそっくりの見た目になるのです。窒素の注入量により、まろやかさや見た目も変わるそうです。
暑いこの時期、飲んでみたくなる「進化系おもしろアイスコーヒー」ですね。
「モカインスティンクト」と似てる?と思った読者の方はBROOK’S通ですね!モカインスティンクトは窒素ではなく炭酸なのでドラフトコーヒーとは違いますが、どちらも暑い時期におすすめです。それぞれ独特で新しい飲み方ですよね。
■コーヒーチェリーで「アイスカスカラティー」
耳慣れない「カスカラ」というのは、コーヒーの実であるコーヒーチェリーの、果肉と皮を乾燥させたもの。わたし達が飲むコーヒーは、このコーヒーチェリーの種子です。今回注目している「カスカラ」は、そのコーヒー豆になる部分の外側。これを、お茶のようにお湯で淹れて飲む、新しいドリンクです。コーヒーティーとも呼ばれていて、そのまま飲むとローズヒップに似た味がするそうです。
特に、「アイスカスカラティー」にハイビスカスをブレンドした「アイス ハイビスカス カスカラ」は、名前の通りハイビスカスの花の色のようにキレイで人気のようです。こちらも、これからの暑い時期にぴったりですね。
他にも、エスプレッソをトニックウォーターで割った「カフェトニック」、輪切りにしたレモンを入れる「レモンコーヒー」というのもあります。コーヒーにレモンとは、びっくりですね!興味がある方はぜひ試してみてください。
今後、フォースウェーブが来るかもしれないと言われているコーヒー業界。今回はアイスコーヒーを中心にご紹介しましたが、次はどのようなコーヒーが誕生するか非常に興味深いですね。最新の情報が入り次第、またBOBで紹介したいと思いますので楽しみに♪