2024
9/13
こんにちは。ブルックスオフィシャルブログ、略してBOBです。
私はワインの営業を担当しており、ブルックスが直輸入しているワインを飲食店やショップのソムリエさんたちに紹介しています。今回初めての執筆なので、何の話にしようかあれこれ迷いましたが、結局、頭に浮かぶのはワインのことばかりでした(笑)
今回のBOBは私の思うワインの魅力を書きたいと思います。
ワインは果実酒の中で特別な存在です。
他の果実酒といえば梅酒や桃酒、イチゴ酒などいろいろありますが、これらは焼酎などの
お酒に果実を漬け込んだり、果汁を加えたりするタイプ、または副原料(糖類等)を使って造られます。
でもワインはブドウだけでできています。
ブドウはお酒造りに必要な糖分や水分が豊富に含まれていて他の材料を必要としません。
ワインはブドウのエッセンスをありのまま感じられるお酒です。
ワインの味わいはブドウが育った土地の特徴がはっきりと表れます。
たとえば、同じブドウ品種を使っていても暖かい地域で育ったブドウはよく熟して果実味豊富なワインに、涼しい地域だとブドウがあまり熟さず、酸味が心地よいワインになります。
また、ブドウが育つ土壌もワインの味に影響します。
たとえば、水はけの良い土壌では繊細で上品なワインができやすく、ミネラルが多い土壌では複雑でしっかりとした味わいのワインが生まれます。このようにいろいろな自然の要素がワインに変化をもたらします。
そして風土だけがワインの味を決めるわけではありません。何よりも大切なのはその土地を愛し、ブドウを育て、ワインを作る生産者の情熱です。自然な風味を最大限に引き出そうとする生産者もいれば、毎年少しでも良いワインを作ろうと試行錯誤を重ねる生産者もいて、それぞれの思いがワインに表れてきます。
ワインは古代から「神々の飲み物」として崇められてきました。ローマ神話ではワインの神バッカスが豊穣や喜びの象徴とされて、祭りや儀式に欠かせない存在でした。
キリスト教においてもワインは重要な役割を果たしています。イエス・キリストが最後の晩餐で弟子たちとワインを分かち合い、それを「キリストの血」と象徴することから、ワインはキリスト教の聖餐式で神聖なものとされています。
こうした歴史的背景を知るとワインがただの飲み物ではなく、古代から続く人類の文化や歴史と深く結びついていることがわかります。
ワインの一杯はただ味そのものを楽しむだけでなく、こういった自然の力や生産者たち
の様々な思い、人々の文化、歴史を感じることができるのが魅力です。
次にワインを飲む時はなんとなくでもその裏側にある背景に思いを馳せてみると、いつもとは違う楽しみ方ができるかもしれませんよ。
是非、ブルックスが運営するビオトピアセレクトモールの「ビオトピア ワインマルシェ」をチェックしてみてください!
その土地の風土をそのまま感じられ、生産者の思いがつまったワインを取り扱っています。
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