こんにちは。ブルックスオフィシャルブログ、略してBOBです。
今年の春は気温が高くて、桜のシーズンといえば4月だったのに、だんだん3月に移行している気がしますね。
春といえば学校や会社などの新しいスタートや樹々たちの新緑が芽吹きはじめる季節。 様々な『新もの』が出ますが、食べることが大好きな私にとって毎年この時期、とっても楽しみにしているのがBIOTOPIAのマルシェ店舗でも販売しているタケノコです!
朝採れのタケノコなら、茹でてすぐ何もつけずにそのまま食べるとエグみは全くなく、スイートコーンのような香りで甘みがあり、感動的なおいしさにビックリです。
タケノコは歯ごたえのある食感のイネ科のお野菜です。
不溶性食物繊維のセルロースが豊富で、野菜類の中ではたんぱく質を多く含み、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCやカリウムなどのミネラルも含みます。また、うま味のもとであるアミノ酸の一種、グルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸が含まれております。
タケノコはおいしいだけじゃなく、健康や美容のためにもオススメなんです。
「旬」とは時間の単位でいう”10日間”のことで、上旬下旬など各月を区切るときに使われています。たけのこの生長は非常に早く、地上に芽を出してから”10日間”で「竹」まで生長し、そこから「筍」という漢字が成り立ったと言われています。
タケノコがすくすくと生長する様子から、元気さと健やかさの象徴とも言われているそうです。
竹は60~120年に1回花を咲かせ、その後は一斉に枯れてしまう性質があります。それを全面開花というそうです。
竹林の竹はみんな地下茎でつながっていて、竹林そのものが一個体の生物なんです。 開花後まず地下茎が衰えはじめ、3ヶ月から半年くらいのうちに、地上茎が褐色になって立ち枯れます。
これまでお話しした4月が旬のタケノコは「孟宗竹 もうそうちく」という種類で、いわゆる一般的に想像するタケノコの形のもの。
その孟宗竹がすっかり竹になってしまった後、5月〜6月には地面から30cm~40cm顔を出している『真竹 またけ』というスリムなタケノコが登場します。その真竹もまた太いものとは違ったおいしさを楽しめます。
竹は街中でもよく見る身近なもの。でも木なのか草なのか、なぜ中身が空洞なのか…等々、じつはまだ謎だらけの植物なんです。
最後に、 基本的なことですが、現在は一年中、お店でお野菜が手に入る便利な生活があります。 そんな中でも旬の食材は、その時期に味がおいしいのはもちろんのこと、いちばん栄養価が高く、今の季節の私たちのカラダに合っている食べものといえます。 手の込んだ調理をしなくても(私がズボラなだけですが)、シンプルに味つけをするだけで素材本来のおいしさが楽しめます。
日々の健やかな生活に旬の食べものを摂り入れて『おいしく楽しく』過ごしていきましょう。