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~イタリアでコーヒー文化の中心地であるバールの紹介~

皆様こんにちは。

本日イタリアのコーヒー文化の中心地であるバールの紹介をしたいと思いますが、先に簡単な自己紹介をさせてください!

私は30代のイタリア人女性でイタリアの大学で日本語と日本史を専攻し、卒業をしてから来日しました。

日本に来て以来、もう6年が経ち、去年がコロナでパンデミックになってから帰国ができなくて、イタリアのことを少し悲しくなってきています。

従って、皆さんに私の根本であるイタリア文化を紹介したく、世界中に知られているイタリアンエスプレッソを選びました。

 

 

日本ではコーヒーを飲みたい時に様々手段がありますね。

お店でゆっくりしたい時にカフェや喫茶店、急いでコーヒーのパワーを入れたい時にコンビニエンスストアや自動販売機での缶コーヒーの購入、または家でゆっくり一息したい時に自分でドリップコーヒーを淹れるなどの様々なコーヒーの楽しみ方があります。

 

本日イタリアのコーヒー文化の中心地であるBAR(「バール」と読む)の紹介をしたいと思います。

とりあえず皆さんに理解してほしいのがイタリアではコンビニエンスストアが無いのでコーヒーを飲みたい時にわざわざバールに行かなければなりません。

最近学校やオフィスなどに出来立てのエスプレッソ(イタリアではcaffèという言葉がエスプレッソのことを示すのでこれからカッフェと言う)が販売している自動販売機が出始めましたが、バールの価格よりあまり差がないし、あまりおいしくないため、バールが遠いし時間がない時にしか利用されていません。

従って、カッフェがバールでしか楽しめないため、日本人により驚きかもしれませんが、一般的に開店時間は朝5時です。なぜかというと仕事早く始める人(トラックの運転手や新聞で仕事している人等)にサービスを提供するからです。

 

また、バールはカッフェだけではなく、午後にaperitivo(ハッピーアワー)の時にビールや簡単なカクテルやもう少しアルコールの強い食後酒、またちょっとした食事やおつまみのポテトチップス、飴、ガム、チョコレート等が販売しているところです。

カッフェを飲みに来たお客様は基本的に立ち飲みで3~4分で立ち去る人がほとんどです。午後にハッピーアワーの時間やもう少しゆっくり飲みたい人のために座席もありますが、バールでは立って飲む場合と座って飲む場合の料金が違います。カッフェを注文すると立って飲む場合は1~2€、座って飲む場合は3~5€になります。日本ではありえないことですね!

 

そして、日本ではカップチーノが朝、昼、午後でも普通に飲みますね。イタリアでは朝しか飲みませんので朝の時間帯ではないとカップチーノを飲んでいる人を見かけるとすぐイタリア人ではないことがわかります。そうなりますとカッフェ(エスプレッソ)しか飲みませんということですか?!と考えられますね。

確かにそのように見えますが、エスプレッソの飲み方が山盛りたくさんあります。一般的にバリスタが注文されるエスプレッソの飲み方を紹介します。

 

1.Caffè macchiato「カッフェ・マッキアート」

少量のミルク(カップは小さいため本当に少しです!)を淹れたエスプレッソ。

2.Caffè macchiato freddo 「カッフェ・マッキアート・フレッド」

上記と同様ですが、ミルクが冷たい。

 

3.Caffè in vetro「カッフェ・イン・ヴェートロ」

ガラスのカップに淹れたエスプレッソ。

 

4.Caffè schiumato「カッフェ・スキュマート」

泡立ったミルクの泡を淹れたエスプレッソ。

 

5.Caffè marocchino「カッフェ・マロッキーノ」

上記のスキュマートにココアパウダーをかけた飲み物。

 

6.Caffè decaffeinato「カッフェ・デカッフェイナート」

カフェインレスのエスプレッソ。

 

7.Caffè corretto「カッフェ・コッレット」

sambuca「サンブーカ」という食後酒を淹れたエスプレッソ。

 

8.Caffè d’orzo「カッフェ・ドルッゾ」

イタリアの麦でできたエスプレッソ。

 

9.Caffè al ginseng「カッフェ・アル・ジンセン」

高麗人参のエキスが入っているエスプレッソ。

 

10.Caffè doppio「カッフェ・ドッピオ」

エスプレッソが2つ入っている飲み物。

 

11.Caffè lungo「カッフェ・ルーンゴ」

普通よりお水が少し多めに入っているエスプレッソ。

 

12.Caffè ristretto「カッフェ・リストレット」

普通よりお水が少なくコクの強いエスプレッソ。

 

13.Caffè freddo「カッフェ・フレッド」

冷たいエスプレッソですが、日本にあるアイスコーヒーと違い、氷は入っていません。冷蔵庫に保管しているエスプレッソで、夏にしか楽しめない飲み物です。

 

14.Caffè con ghiaccio「カッフェ・コン・ギャッチオ」

日本のアイスコーヒーに似たようなもので、氷一粒を淹れたエスプレッソ。

 

15.Caffè con panna「カッフェ・コン・パンナ」

ホイップクリームをのせたエスプレッソ。

 

16.Caffè shackerato「カッフェ・シェケラート」

砂糖、氷、エスプレッソをシェーカーで作った飲み物。日本でもイタリアのカフェで注文ができ、とても美味しいのでお勧めします!

 

17.Caffè latte「カッフェ・ラッテ」

日本ではカップチーノとカフェオレが人気ですが、カッフェラッテが聞いたことがありますでしょうか?カップチーノに似ていますが、細長いグラスにエスプレッソ、牛乳を淹れた飲み物なのでカップチーノより牛乳の量が多いです。この飲み物は色々なバージョンでできます。暖かいエスプレッソに暖かい牛乳、または暖かいエスプレッソに冷たい牛乳、冷たいエスプレッソに冷たい牛乳等など。。。

目が回るほど量が多いですね。

コロナで旅行が難しいですが、今度イタリアへ行く機会があれば是非バールを寄ってみてください!

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投稿日:2021年1月12日  カテゴリー:お楽しみ ,コーヒー豆知識

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