立春から3週間ほど過ぎ、日中春めいた日もあるとはいえまだまだ寒いですね。朝起きるのがつらい・生活リズムが乱れる・女性に多い冷えなど、季節の変わり目は“なんとなく不調”の声を耳にすることが多い時期でもあります。そのような“なんとなく不調”の時、強い味方になってくれるのが「ウェルネスティー(健康茶)」といわれる「お茶」です。
■ そもそも「ウェルネスティー(健康茶)」ってどんなお茶?
「お茶」といえば、緑茶や紅茶、烏龍茶など「チャノキ」の葉を原材料とするものが一般的ですが、「ウェルネスティー(健康茶)」は麦を原材料とする『麦茶』、びわの葉を原材料とする『びわの葉茶』のように、ほとんどの種類がチャノキ以外の植物から作られています。「お茶」としておいしくだけではなく、健康と美容をサポートする飲み物として、近年ますます増えている健康志向の人たちから支持されています。
■チャートでわかる!今のあなたにピッタリのお茶は?
では、たくさんある「ウェルネスティー(健康茶)」の中からどれを選べばいいのでしょう?自分に合っている銘柄がチャートで簡単にチェックできるBROOK’Sのリーフレットを使って、お悩み別にいくつかピックアップしてご紹介したいと思います(チャート表はクリックで拡大してご覧いただけます)。
●季節の変わり目に弱い方におすすめなのは…
【すっきり緑茶べにふうき】
春や秋など季節の変わり目につらいムズムズ。そんなムズムズが気になる方にはペパーミント配合ですっきり爽やかな、緑茶ベースの「すっきり緑茶べにふうき」がおすすめです。「べにふうき」というこのお茶の品種には、ポリフェノール成分のカテキンの一種、メチル化カテキンが含まれています。
● 生活習慣が乱れがちな方におすすめなのは…
【ルイボスティー】
原材料は南アフリカ原産・マメ亜科の針葉樹ルイボスの葉。昼と夜の気温差が30℃以上もあるセダルバーグ山脈中腹に自生し、今もそこでしか栽培できない貴重な品種です。古くから原住民たちに「赤いやぶの奇跡」と呼ばれ、重宝されています。今ではそのすっきりとした味わいから、世界中で愛飲されています。
【どくだみ茶】
東アジア原産のどくだみは、日本でも北海道を除く全国各地に自生するおなじみの多年草。毒矯み(どくだみ)=毒を矯正するという当て字で呼ばれ、親しまれてきました。さわやかな味わいと独特の香りで、“和のハーブティー”の代表として人気です。
●最近太ってきた方におすすめなのは…
【杜仲茶】
中国原産の落葉樹・杜仲は一科一属一種(単型)と呼ばれる他に近縁種のない珍しい植物。古来より中国では葉のみならず、その樹皮も珍重されてきたとか。葉を煎じたお茶はクセのないすっきりした味わいで、年齢に関係なく楽しめるのが特徴です。
【ギムネマ・シルベスタ茶】
正式名は「ギムネマ・シルベスタ」。グルマール(糖を壊す)とも呼ばれるインド原産のツル状ハーブで、その名の通り、葉を1〜2分ほど噛んでいるとギムネマ酸という成分によって甘みを感じなくなる不思議な植物です。独特の香りと渋みが楽しめるお茶は、糖分が気になる方におすすめです。
■ おいしく飲めて身体に優しい「お茶」で元気に!
味や香りなどを楽しみながら、生活の中で「ウェルネスティー(健康茶)」として上手に活用してきたことは万国共通の知恵と言っても良いでしょう。 最近は手軽に飲めて、持ち運べるペットボトルや缶入りのお茶が人気ですが、自分に合ったウェルネスティーをじっくりと淹れて、身体からの声に耳を傾けてみるのも大切ですね。ホッと一息つくと温まって心身ともにリフレッシュできます。
おいしく飲んで元気に、そして健康的に季節の変わり目を乗り越えましょう。