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2017
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もっと福をよべるかも?恵方巻きのおともにどうぞ「福茶」

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1月も半ばを過ぎて、本格的に寒くなってきました。古来、大寒から立春(1月20日〜2月4日頃)にかけての時季が一年で最も寒いと言われ、さらに、以前BOBでもご紹介したように立春の前夜には、邪気(鬼)が生じて災厄をもたらすと考えられていました。その邪気を祓(はら)うため始まったのが、節分の伝統行事「豆まき」です。

 

■福茶って?

一般的には気軽にスーパーやコンビニで購入する豆まき用の豆ですが、本来節分に使われる豆は、大豆を煎ってから神棚に供えて邪気を祓った「福豆」と呼ばれる特別な豆でした。年齢の数だけ食べると、同じ数の福をよべると言われています。
福豆とともにすっかり定着した恵方巻など、節分の行事食を食べる際にぜひ添えたいのが「福茶」といわれる、お正月や節分などの節目に無病息災や長寿を願って飲むお茶。

 

■福茶の楽しみかた

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福茶は、梅干し(松竹梅)や昆布(よろこぶ)、福豆(まめに働く)などのおめでたい意味を持った具材にお湯やお茶を注ぎ、一緒に飲みます。吉数にちなんだ3粒の福豆を一緒に入れると、節分に食べる福豆と同じくらい縁起が良いそうです。
その起源は平安時代中期と言われ、その後、梅干しが一般に普及した江戸時代に、庶民にも厄除けや招福の行事として根付いていたようです。

もともと梅干しや昆布同様、豆を煎る=魔目を射る、魔を滅(めっ)する=魔滅(まめ)といった語呂合わせ・言葉遊びから由来する福豆。縁起を担いだ語呂合わせと伝統的な慣習の組み合わせは、日本で古くから親しまれてきました。

 

■今年の節分は福茶でさらにおめでたいものに
そんな福茶ですが、大豆と同じ栄養に加え皮に豊富なアントシアニンを含んでいる黒豆で淹れて楽しむ方も多いようです。
黒豆茶はほのかな甘みと香ばしさが特徴。飲みやすいので、子供から大人までおいしくいただけますね。

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邪気を祓う福豆、福を巻き込む恵方巻、魔除けの柊イワシなど、それぞれが意味を持った伝統として受け継がれてきた暦の行事。形が変わることはあっても、健康長寿や無病息災、そして幸福を願う気持ちは、いつの時代も変わらないものです。

節分の翌日は暦の上では立春。「寒い寒い」と言っていても、じきに春の足音が聞こえ始めます。今年の節分は、いつもの豆まきや恵方巻に福茶を添えて、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。たくさんの福をよび、さらにおめでたい気分で春が迎えられるかもしれません。

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BROOK’Sの黒豆茶

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投稿日:2017年1月26日  カテゴリー:お楽しみ

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