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2016
8/4

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うれしいギフトで爽やかな夏のご挨拶

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1年の半分を意味する歳時記「夏越し(なごし)」から早1ヶ月を過ぎ、8月に入りました。今回はこの時季の風物詩、大切な方へ感謝の気持ちを伝える「お中元」について、そろそろちゃんと覚えておきたい慣例やマナーのお話です。

 

■言葉は知っていても意味は「?」なお中元

テレビCMなどで流れるおなじみのお中元ですが、年齢層が下がるほど具体的な内容をよく知らず、送る習慣も少ないようです。元々は中国の道教に由来する行事、「三元」と呼ばれる節目の一つで、旧暦の7月15日にお世話になった方へ贈り物をする習慣。日本では江戸時代の頃に伝わり、定着していったとされています。

実は、贈る時期が地域によって異なることをご存知でしたか?東日本では7月15日前後、西日本では8月15日頃までに贈るのが良いとされています。しかし実情は、例外もあり地域によって様々なようです。これは明治時代になって旧暦から新暦へと変わった際に、地域によってお盆の時期が分かれたことによるものだそう。

しかしながら、「お盆」と言えば全国的に8月15日前後が一般的となっている現在、お中元を贈る時期も「旧盆」が主流になっています。これにはお盆休みの帰省がおおいに関係しているようですね。

 

■たくさんある!チェックしておくべきポイント

感謝の気持ちが込められた品物をいただくのは誰でも嬉しいものですが、贈る側にとっては時期以外にも、チェックしておきたいポイントがいくつかあります。 20170804_2

●「相場」と「熨斗(のし)書き」について

お中元の一般的な相場は3,000円〜5,000円ほど。目上の方や、特にお世話になった方に贈る際にも5,000円前後が目安だそうです。ここで注意したいのが「熨斗書き」。前述の時期を過ぎてから贈る場合は、お中元ではなく「暑中見舞い」とするのが一般的。

また、お中元やお歳暮には「今後もよろしくお願いします」という継続的なおつきあいの挨拶も含まれているので、そうでない場合は「御礼」など、別の熨斗書きを使う気配りも必要となります。

 

●品物について

贈り物は「どれが一番喜んでもらえるか」と考えながら選ぶ時間も楽しいもの。その際は、先方の趣味や嗜好に合ったものを選びたいもの。特に食品類の場合、以前は喜ばれたものが現在では体調管理などで今はNGであるなど、結果的に失礼にあたってしまうケースもあるため、事前にさりげなく確認しておくことも大切です。

また季節柄「冷たいもの」も定番の一つですがが、生鮮食品や賞味期限が短いものを贈る場合は、先方の在宅時間や保管場所の都合なども考えた細やかな配慮をすることで、一層、感謝の気持ちが伝わります。

 

■手軽に送れる時代こそ昔ながらのスタイルで

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お中元は風呂敷に包んで先方宅へ持参するのがマナーと言われていますが、近年では郵送で贈る方が多いようです。ここで忘れてはいけないのが挨拶状。品物に同封できない場合は、別途、はがきや手紙で挨拶とともに品物と到着時期をお知らせしておくのもマナーであり、トラブルも未然に防ぐことができます。

はがきといえば、お中元の挨拶状とは別に年賀状とならぶ身近な時候の挨拶としておなじみの「暑中見舞い」。こちらもですが、諸説あるものの、8月8日以降に届くものは「残暑見舞い」となりますので、正しく覚えておきたいところです。

 

様々な慣例やマナーについてご紹介しましたが、時代とともにコミュニケーションの形も変わってきている現在。少々のマナー不足があっても、相手に感謝の気持ちが伝わり喜んでもらうこと。これが一番大事なことですよね。スマホやメールなど、情報伝達手段が進化し続けるこんな時代だからこそ、古くから残る慣習を大切にして、気持ちの良いおつきあいをしていきたいものです。

 

いつもは郵送という方、今年のお中元や暑中見舞いは帰省の際に昔ながらの風呂敷包みを持って先方を訪問するのも粋かもしれません。

 

BROOK’Sでは夏にピッタリの様々なギフトセットをご用意しています。袋数も多いのでコーヒー好きな方への贈り物はもちろん、帰省の際にみんなに配るお土産にもオススメです。

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投稿日:2016年8月4日  カテゴリー:お楽しみ

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