BROOK’S OFFICIAL BLOG(略してBOB)

2016
4/21

抹茶を現代スタイルで楽しみませんか

最近、世界でも注目の抹茶。抹茶が好きな人でも、抹茶茶碗でお茶をいただくと聞くと、正座のイメージがあり、楽しむというよりは、緊張する方の方が多いのではないでしょうか。
今回は、今、注目の抹茶を現代スタイルで楽しんでみようという提案です。

 

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■「茶の湯」が広がるまで
お茶の歴史は、お茶が中国から日本に伝わり、いわゆる「茶の湯」とよばれるものに発展するまでにいくつかの段階を経ています。平安時代、遣唐使たちが帰国の際に持ち帰ったことが、日本へのお茶の伝来の始まりとされています。鎌倉時代になり、宋(現在の中国)への留学から帰国した栄西(えいさい)が乾燥させた茶葉を粉末にして飲む“点茶(抹茶)法”を伝え、喫茶の文化として広がっていきました。それを基に、室町時代に入り村田珠光(じゅこう)が禅の考えを取り入れて“侘び茶”の基礎を作り、安土桃山時代に千利休が現代に続く「茶の湯」を大成させたといわれています。

 

■武士に愛された茶の湯
茶の湯文化というと貴族を連想される方も多いと思いますが、茶の湯は、貴族はもとより、武士や町人にも広く愛されるものでした。侘び茶を大成させた利休は、茶室では武士も町民も皆同じという考えを実践すべく、刀が茶室に入らないように、茶室の外に刀掛けを、また茶室に刀を持ち入ることができないように、にじり口という間口の狭い入口を作りました。それは今日の茶室にも文化として残っています。
茶室では武士も町民も皆同じという茶の湯の発展に、武士は大きな関わりを持ちます。なぜ、武士が茶の湯の発展に関わりをもったかというと、武士にとって茶の湯は、休息・社交の場であり、教養や集中力を高める場でもあると考えられていたためです。

 

■ちょっとだけ背筋を伸ばしてお茶を一服
たまには家でお抹茶をと思っても、なかなか難しいですよね。まず、道具が揃っている家の方が現代では珍しいはず。そういう時には、茶の湯の心はそのままに、現代スタイルで楽しんでみるのはどうでしょう。きれいにセットしたテーブルに、抹茶茶碗の代わりにカフェオレボウルなどにお茶を点(た)て、お菓子は洋菓子でも和菓子でも好きなものを小さめのお皿にのせれば準備完了。ただし、ここからちょっとだけ背筋を伸ばしてお茶を一服。いつものティータイムのようにお茶を飲みながらお菓子を食べるのではなく、お菓子はお茶を飲む前に先に食べてしまいます。「え?お菓子はお茶と一緒に食べないの?」と思う方も多いと思います。
茶の湯では、お菓子とお茶を一緒に食べるということはありません。なぜかというと、茶の湯は、お茶が主役!ひたすらに一服のお茶を美味しく味わうことを第一とするものだからです。そして、先にお菓子をいただくことで、口の中に微かに甘みが残り、よりお抹茶の味をふくよかにもしてくれるのです。これだけでもいつもと雰囲気が変って、背筋がピンと伸びた感じを楽しめるでしょう。

 

お抹茶がなければ、かんたフェ抹茶カプチーノやかんたフェジャパネスクでも、同じ気分を味わうことができるかも。海外から来たおともだちや、海外に行く機会があった場合にも
お抹茶気分を味わえます。春のうららかなティータイムにぜひ、ためしてみてください。

 

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投稿日:2016年4月21日  カテゴリー:お楽しみ ,お茶 ,日本茶
抹茶を現代スタイルで楽しみませんか」への1件のフィードバック

お茶の道具は全て揃っていますが、和室が有りませんので炉を箱に入れて釜をかけてます。膝を痛めているので何処でも亭主にことわって胡坐で頂いてます。
朝に濃く立てた茶に冷たいミルクを入れて飲むとすっきりとして目が覚めます。貴社の抹茶カプチーノも試してみたいです。

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