ブラックで飲んだり、ミルクや砂糖を加えたり、コーヒーにはさまざまな楽しみ方があります。そんなコーヒーを味わう方法の1つに「鴛鴦茶(えんおうちゃ、ユンヨンチャー)」があります。コーヒーと紅茶を混ぜ合わせた日本ではまだ珍しい飲み物です。
ここでは、そんな鴛鴦茶の魅力に迫ります。
■鴛鴦茶のルーツはどこ?
一見交わることがないように思えたコーヒーと紅茶。しかし、鴛鴦茶はこの2つを大胆に混ぜ合わせてしまいます。
ところで、鴛鴦茶はどこで生まれたのでしょうか?
鴛鴦茶は香港にルーツを持つようです。
鴛鴦は日本語で「オシドリ」を指します。仲の良い夫婦を「オシドリ夫婦」といい、オシドリの「いつも一緒」「2人一緒」というイメージから、コーヒーと紅茶の2つを混ぜあわせたこの飲み物に「鴛鴦」の名がつけられました。
本場香港ではカフェ、レストランなどでも定番メニューの1つ。
甘い砂糖菓子をほおばりながら鴛鴦茶を味わうのが香港流のようです。
■割合で変わるフレーバー
「別々に淹れたコーヒーと紅茶を混ぜ合わせる」「コーヒー粉と茶葉を混ぜてからお湯を淹れる」「先に紅茶を淹れてからコーヒー粉を加える」の3つが鴛鴦茶の主な淹れ方です。
「先にコーヒーを淹れてから茶葉を加える方法は無いの?」という疑問がわきますが、紅茶の方が高温での抽出に向いているため、紅茶を先に淹れる方が良いようです。
香港ではコーヒー、紅茶だけでなく隠し味にプーアル茶を少量加える場合もあります。
当然これらの割合によって味や風味は変わりますが、組み合わせをいくつか見てみましょう。
■コーヒー:紅茶が3:7
紅茶の割合が多い組み合わせです。コーヒーの香りはしますが、味はほとんど紅茶に。
■コーヒー:紅茶が5:5
こちらもやや紅茶の味が優位。基本的に紅茶の味が強く出るので、コーヒーの味を出したいなら、濃い目のものを加えましょう。
■コーヒー:紅茶が7:3
コーヒーの深い苦味、紅茶のほのかな香りが程よく合わさった組み合わせ。
鴛鴦茶は割合や淹れ方で味わいが大きく変わります。
お好みでブラックタピオカ、レモンをトッピングしたり、暑い日には氷を加えてアイスにするのも良いでしょう。
ガムシロップの代わりに無糖練乳ことエバミルクを加えて甘さとコクを出したり、さまざまな楽しみ方ができます。
「いつもと一風変わったコーヒーを飲んでみたい」と思った方は、気軽に試してみるのも良いかもしれませんね。
ブルックスの商品でジャパネスクがあるように、コーヒーと紅茶を合わせてもおいしいかも、自分好みの味を探すのも面白そう!
Posted at 2016.01.7 by YOU-P
香港へ行くと良く飲んでいました
意外と美味しいんですよ
スーパーではインスタントも売っています
懐かしいです。また飲みたくなりました。
Posted at 2015.12.31 by Belle
横浜中華街で鴛鴦茶が飲めるのですが、最近はなかなか行かれず…この記事を見て自分で入れてみようかな~と思いました。
Posted at 2015.12.31 by ぷよこ