BROOK’S OFFICIAL BLOG(略してBOB)

2015
10/22

本格コーヒーを気軽に! 自宅での焙煎方法

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■美味しいコーヒーの条件をご存知ですか?

「よいコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、愛のように甘い」と言ったのはフランスの政治家で、ナポレオンとも関係が深いタレーラン・ベリゴールです。フランス人らしい情緒豊かで詩的な表現ですが、確かにそんなコーヒーを飲めたらさぞ美味しいことでしょう。
とはいえ本格的にコーヒーを淹れるのはかなり時間と手間がかかるのではないかと、手を出せずにいる人も多いはず。
そこで本日は自宅で、コーヒー豆を焙煎することの魅力と、簡単にできる焙煎方法をご紹介します。

 

■豆と焙煎時間がコーヒーの味を左右する
コーヒーを自宅焙煎するにはまずコーヒー店で生豆を買ってきます。
コーヒーの生豆は千差万別、沢山の種類があるだけでなく採れた年によって味も微妙に変わります。
また、焙煎時間によって味にバリエーションがつきます。
豆の焙煎は大きく「ライトロースト→シナモンロースト→ミディアムロースト→ハイロースト→シティロースト→フルシティロースト→フレンチロースト→イタリアンロースト」の8段階に分けられます。焙煎する時間が短ければ酸味が、長ければ苦味が強まります。

焙煎で味が変わることを利用して、淹れるコーヒーによって違った焙煎度の豆を使うこともよくあります。たとえばレギュラーコーヒーを淹れるにはハイロースト・シティローストの豆が使われ、エスプレッソを淹れるにはイタリアンローストが使われるといった感じです。

このように豆と焙煎時間の組み合わせでさまざまな味を探求したり、自分だけの味を追求し、飲みたいコーヒーに合わせて自在に焙煎することが自宅焙煎の魅力なのです。

 

■今日からできる自宅焙煎方法

焙煎器はコーヒー専門店やインターネット経由で買えますが、その他にスーパーで買える「ある物」で代用する事ができます。それは、ゴマ煎り器です。

一度に煎る量は、100gから150gほどをおすすめします。生豆はゴマ煎り器の底が覗けるように均等に拡げ、弱火であぶっていきましょう。その際にゴマ煎り器を左右にゆすり続けます。これにより生豆の外皮がはがれ、豆全体を均一に煎ることができるのです。

煎り続けることおよそ15分。豆から「パチパチ」と、はじけるような音が聞こえてくるはずです。一回目のはじける音が聞こえた直後の豆は、シナモンローストほどの焙煎具合になります。

一回目のはじける音の後さらに煎り続けると、今度は「ピチピチ」とはじける音が聞こえ、煙も上がり始めるてくるでしょう。コーヒーの生豆はこげ茶色に変わっているはずです。一回目と二回目のはじける音の間に焙煎をやめれば、ミディアムローストやハイローストの豆になります。

二回目の豆がはじける音を合図に、豆を火から離して冷ましましょう。うちわで軽く扇ぐことで、焙煎のしすぎを防ぐことができます。この際に豆の外皮が周りに散らばってしまうので、掃除が簡単な場所で新聞紙などの上で仰ぐと良いでしょう。ちなみに二回目のはじける音が鳴る直前に焙煎を止めれば、シティローストの豆になります。

その後、豆をキッチンペーパーを敷いた皿に移し、豆が完全に冷めるのを待ちましょう。

あとは冷めた豆を豆挽き器に入れて挽いていけば完成です。上記の量でコーヒー2~3杯分のコーヒーを楽しむことができます。

自宅焙煎をするときのポイントは、煎りムラをつくらないようゴマ煎り器を絶えず左右に振り続けることです。そして豆が直接火にあたらないようにしましょう。また、焙煎中は火の強さを変えず、火とゴマ煎り器の距離で熱の加わり方をコントロールするとムラが無く仕上がります。

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■本格コーヒーを自宅で淹れられる幸せ
いかがでしょうか。手間がかかる自家焙煎ですが、その分自分の好みの味を追求できたり、その時の気分によって飲みたい味の豆を焙煎する事ができるのです。

皆さんもぜひ自宅で豆を焙煎し、タレーランも舌を唸らせるようなコーヒーを淹れてみませんか?

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投稿日:2015年10月22日  カテゴリー:お楽しみ ,コーヒー豆知識
本格コーヒーを気軽に! 自宅での焙煎方法」への2件のフィードバック

ゴマ煎り器で一度に煎る豆の量は10から15グラムが正しいのではないでしょうか?(私の場合は20から30グラムですが)

豆をいるのって大変なんですね。。。

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