BROOK’S OFFICIAL BLOG(略してBOB)

2015
8/13

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バリスタって何?コーヒーにまつわる職業を知ろう!

「バリスタ」という言葉を、コーヒー好きなら一度ならずとも耳にしたことはありますよね。しかし、バリスタの仕事の内容まで詳しく知っているという人は意外と少ないのではないでしょうか?そこで今回は、このバリスタのお仕事を詳しくご紹介。それに加え、あまり知られていないけれども、美味しいコーヒー提供するために欠かせない、もう一つの資格についてもお話しします。
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■バリスタとは、最高の一杯を提供するコーヒーのプロフェッショナル
シアトル系の大型カフェチェーンが日本にも進出し、その人気が高まるにつれて、日本でもカプチーノやカフェラテといったエスプレッソベースのコーヒーが、どこでも気軽に楽しめるようになりました。こうしたカフェブームとともに注目されるようになってきたのが、「バリスタ」の存在です。
日本人の間では、「エスプレッソコーヒーを淹れる人」と捉えられることも多い「バリスタ」の仕事。実は、バリスタとは、コーヒーに関する幅広い知識を持ち、確かな技術でお客さまに最高の一杯を提供するコーヒーの専門家であり、店を訪れたお客様をもてなす接客のプロでもあります。
それは、「バリスタ」という言葉の語源を調べてみるとよくわかります。もともと「バリスタ」とは、イタリア語で、「バール(bar)で働く人(~ista)」という意味。昼はコーヒー、夜はお酒が楽しめる、まさに市民の生活の一部といった存在であるバールの看板として、心地よい空間の中でこだわりの一杯を提供するのが、本来のバリスタの仕事なのです。
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■カップテイスターとは、品質を見極めるコーヒーのスペシャリスト
もうひとつ、世の中の人々に美味しいコーヒーを提供するのに欠かせない職業があります。それは「カップテイスター」というお仕事。コーヒー生豆を売買するにあたって、産地や銘柄ごとの品質を鑑定するために、味覚検査を行う人のことを言います。
カップテイスターは、あらゆるコーヒーに精通しており、人並み以上にすぐれた嗅覚や味覚が必要とされます。日本酒の利き酒師やワインのソムリエにあたる存在です。
香り、酸味、甘味、苦味、コクを確認し、コーヒーの欠点となる異臭、異味がないかどうか、また、コーヒーの収穫から輸入されるまでの間に、ダメージを受けていないかどうかなど、さまざまな味の要素をチェックします。「カップテイスター」は、お客様に美味しいコーヒーを提供するために、無くてはならない大切な存在なのです。

 

■味作りへの工夫は、こんなところにも隠されています!
繁忙期には、なんと数百杯のカップをチェックすることもあるカップテイスター達。フィルターを使わずコーヒーの粉に直接お湯を注ぎ込んだ、一見泥水のように見えるコーヒーの香りを嗅ぎ、スプーンにとって、口に含み、異味、雑味が無いかを丹念にチェックします。
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この作業はどちらかといえば、味の良し悪しよりも品質を見極める作業。さらに、味や香りだけでなく抽出したときの色や豆のつや、感触など視覚、触覚も働かせていかに先入観を持たずに、瞬時に判断できるかが、コーヒーの品質を見極める上で、重要なのです。
焙煎によってその豆の特徴を最大限に引き出すのもカップテイスターの手腕。安定したコーヒーの味を作り出す為に日々真剣なやり取りが行われています。カップテイスターはコーヒーの生豆から焙煎、ブレンド、製品化まで一貫してコーヒー豆の加工による変化を見守っているのです。
カップテイスターのすごいところは、なんといってもそのストイックな私生活!人によって制約は異なっているようですが、『カッピングの2時間前からは、お酒、たばこに加え、味の濃いものはNG』という方もいるそう。さらに味覚は体調に左右されるため、普段から体調管理には余念がありません。そして、コーヒーのみならず様々な食べ物を口にし、味に対する理解を深めるべく、舌を鍛えているのだとか。こうした職人魂が、コーヒーの味作りに一役も二役も買っているのです。

コーヒーの美味しさや安定した品質は、こうした専門家たちによって支えられています。コーヒーを飲むときに、少し思い出してみてくださいね!

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投稿日:2015年8月13日  カテゴリー:お楽しみ

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