2015
6/18
うっとうしい梅雨の季節になりました。この時期は気温も湿度も高く、身体が何となく重く感じたり、ジメジメした天候のせいで気持ちまで沈んだりしてしまいますよね。雨が続くと外に出るのがおっくうになりますが、だからこそおうちでできる楽しいことを考えてみてはいかがでしょうか。
いつもより丁寧にコーヒーを淹れて香りを楽しんだり、ひと手間加えたドリンクを作っておうちカフェを楽しんだり、雨音を聞きながらコーヒー片手に読書を楽しんだり…。この時期だからこその楽しみを見つけませんか?
■梅雨時の不快感を軽減してくれるコーヒーの香り
コーヒーの香りには、脳にアルファ波が生じさせ、リラックス効果をもたらしてくれるといわれています。雨が続くうっとうしい日は、芳醇な香りが立ち込めるコーヒーブレイクを楽しんでみましょう。
それから、コーヒー豆には消臭効果があるとも言われています。じめじめした季節は部屋の匂いが気になってきませんか?枕元や玄関のインテリアとして、ミニチュアのカップやお洒落な小皿にコーヒー豆を広げておくと、毎日を気持ちよく過ごせるかもしれません。
そして、湿度が高くじっとしていても汗ばむような不快感を感じるような日には、キンキンに冷やしたアイスコーヒーを。
ミルクやガムシロップの代わりにバニラアイスを浮かべて、コーヒーフロートにしてみてはいかが?コーヒーを少し苦めに淹れれば、濃厚なバニラアイスと絶妙に調和して深い味わいを楽しめるはずです。甘さと苦さのハーモニーが、気だるさを忘れさせてくれますよ。
■コーヒーを美味しく飲むために。梅雨時に注意したい保管方法
コーヒーは、梅雨の滅入りがちな気分をリフレッシュさせてくれるうれしい飲み物。でもこの時期、コーヒー豆の管理には注意が必要です。
コーヒーにとって、酸素と水分は天敵のようなもの。湿度の高い場所に長時間おいておくと、コーヒーの劣化のスピードが早まってしまい、品質の低下を招きます。また、コーヒーを入れたビンや缶を開け閉めする際に湿気が入り込むと、コーヒー豆や粉を台無しにしてしまうこともありますから、日々の取り扱いに注意したいところです。
コーヒーの劣化を防ぐためには、買い方や保存の仕方にちょっとしたコツがあります。まずコーヒーを買うときには、湿気を吸いやすく酸化しやすい粉の状態のよりも、劣化しにくい豆の状態で入手するのがおすすめ。とはいえ、自宅にミルがなかったり、毎回挽くのが大変だったりとどうしても粉で買わなければならないときは、数日で飲みきれる分を少量ずつ買うのがいいようです。
もし多めに購入してしまったり、数日で消費できないほどたくさんある場合は、ジッパー付きのビニール袋などに入れて冷蔵庫での保存を。密閉できるビンでもいいですね。1ヶ月以上の長期保存の場合は、冷凍庫保存もより有効です。あらかじめ数日で消費できる分を小分けしておいて、残ったものを冷蔵庫や冷凍庫で保存しておくのもいいですね。
■除湿剤にもなる!梅雨時期に最適のコーヒーかすの活用法
湿気を吸いやすいコーヒーですが、梅雨時にはその性質を生かして、ちょっとしたアイデアグッズとして使う方法があることを知っていますか?それは、飲み終わったら捨ててしまう「コーヒーかす」を除湿剤としてもうひと働きさせる方法。コーヒーかすは、消臭効果もある除湿剤として、梅雨の不快感を軽減してくれるスグレモノなのです。
作り方はいたってシンプル。コーヒーかすを、サラサラの状態になるまで乾燥させるだけ。湿気が残っているとカビが生えやすいため、とにかくしっかり乾燥させるようにしましょう。梅雨の合間の晴れた日に、キッチンペーパーなどを敷いたザルの上で天日干しをすると乾きやすくなります。しっかり乾いたら、使用済みのコーヒーフィルターに戻して、口を紐などでしっかり縛ってこぼれないようにしたり、お茶用の不織布のパックに詰めたり。
できあがった手づくりの除湿剤は、シューズボックスや押し入れに置いておきましょう。湿気を取りながら、イヤな臭いも同時に消してくれます。市販の除湿剤のように化学物質が含まれないため、食器棚や食品保管庫、冷蔵庫などにも使えるのがうれしいところです。また、ナチュラルなコーヒーの香りは、臭いの気になるトイレの消臭剤にもぴったり。使い終わったコーヒーかすは、観葉植物やお庭の花壇、植木鉢の土などに混ぜ込めば、良質の天然肥料にもなり、最後の最後まで大活躍してくれます。
うっとうしい雨の日も、コーヒーがあれば気分はすっきり。飲んだ後も天然の除湿剤や消臭剤として使えるコーヒーは、なんともうれしい優秀食材ですよね。梅雨時のジメジメ気分を、コーヒーで吹き飛ばしてみませんか?