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2015
12/24

本場イタリアに学ぶ「エスプレッソの正しい飲み方」

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「苦い」「飲みにくい」といった理由から、まだ日本ではそれほど浸透しきれていないコーヒーの1種であるエスプレッソですが、本場イタリアではエスプレッソが最もよく飲むコーヒーとして親しまれています。イタリアではどのような飲み方でエスプレッソを美味しく飲んでいるのでしょうか。
今回はイタリア流の「エスプレッソの飲み方」について紹介します。

 

■エスプレッソはどんなコーヒー?

エスプレッソとは焙煎して細かく挽いたコーヒー豆から高温高圧で急速抽出したコーヒーのことで、別名「デミタス」とも呼ばれています。
高圧をかけて短時間で抽出していることから多少苦味は強いものの、シャープで濃厚な風味が特徴となっており、またカフェインの含有量は普通のドリップ式のコーヒーよりも少なくなっています。
イタリアではエスプレッソが最もポピュラーなコーヒーとして浸透しているため、イタリア人はコーヒーといえば真っ先にエスプレッソのことを連想するようです。
 
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■イタリア流のエスプレッソの飲み方

http://www.ashinari.com/2009/05/08-019246.php

それでは本場イタリアでは当たり前の飲み方となっている、イタリア流のエスプレッソの飲み方についてご紹介していきたいと思います。
イタリア流のエスプレッソの飲み方には、以下のような特徴があります。

 

・砂糖を必ず入れる

日本人の中にはエスプレッソを無糖で飲んでいる人も少なくありませんが、イタリアでは「エスプレッソは砂糖を入れて完成する飲み物だ」といわれています。
そのためイタリアでは、シュガースプーン山盛り1~2杯の砂糖を入れたエスプレッソがよく飲まれています。
中には溶けきらないほどの砂糖をエスプレッソの中に落として、飲み干した後の砂糖をスプーンですくって食べる、という通の方もいるそうですよ。

 

・スプーンで混ぜ過ぎない

エスプレッソの上にある泡は「クレマ」と呼ばれている、コーヒー豆の中にある二酸化炭素が抽出したときにできたものです。
このクレマにはエスプレッソ特有のアロマを閉じ込める働きがあるのですが、あまり混ぜ過ぎるとエスプレッソの上にある泡がなくなってしまうため、台無しになってしまいます。
そのためイタリアでは砂糖はたくさん入れるものの、クレマを無くさないためにあまりスプーンで混ぜ過ぎたりはしないのです。

 

・一気に飲む

エスプレッソに限ったことではありませんが、コーヒーは淹れてから時間が経てば経つほど、冷めていくと同時に芳醇な香りも飛んでいってしまいます。
そのため小さなカップに入れたエスプレッソの香り十分に楽しんだ後で、2~3口で一気に飲むのがイタリア流のエスプレッソの飲み方となっているのです。

 

イタリア人にとってエスプレッソは、最も親しみのあるコーヒーの種類となっています。
コーヒーを通してイタリアの文化を味わいたいという方は、ぜひイタリア流の飲み方でエスプレッソを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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投稿日:2015年12月24日  カテゴリー:コーヒー豆知識
本場イタリアに学ぶ「エスプレッソの正しい飲み方」」への5件のフィードバック

アメリカでホームステイした頃のこと。オランダ系アメリカ人のご主人はコーヒーメーカーでブレンドコーヒーをマグでたっぷりと。イタリア人の奥さんは、エスプレッソメーカーで一人分を入れて、ミルクとお砂糖たっぷりで飲まれてました。
当時の私は、エスプレッソなるものを知らず、とてもおいしく、興味津々。彼女のお気に入りメーカーを使わせてもらいました。が・・・ガスコンロで、メーカーの取っ手を焼いてしまい、申し訳なかった(´;ω;`)と。懐かしく思い出しました。

 うろ覚えの知識が、確実なものとなりました。ありがとうございます。

某コーヒーチェーンでエスプレッソを注文した時のこと。カウンターのお姉さんが、「エスプレッソは、小さなカップに入ったとても苦いコーヒーですが、よろしいでしょうか。」と。

私「知ってます。」

来年は、エスプレッソが日本にももっと根づきますように。

ドリップコーヒーでクレマを作れますか

甘いコーヒーなんて・・・粋がっている私もエスプレッソ作ってみようかな?夕方のおやつ時にいいかも!

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