BROOK’S OFFICIAL BLOG(略してBOB)

2015
9/10

ドリップバッグコーヒーの本当の淹れ方教えます!

■インスタント感覚で本格的なドリップコーヒーを

朝起きてすぐ、仕事や家事の合間に、ゆっくり休みたいときに…コーヒーは日常のあらゆる場面でホッと一息つかせてくれる、すてきな飲み物です。

でも、「毎回コーヒーをドリップするのは面倒」「会社ではドリップできないから缶コーヒーで我慢」なんて思っている方も、多いのではないでしょうか?

 

どんな場面でも、湯気とともに漂う挽きたての豆の香ばしい香りを楽しみたい、そんな願いを叶えてくれるのが、「ドリップバッグコーヒー」です。インスタントのような手軽さと、ドリップコーヒーの味と香りを見事に両立しているコーヒー。個包装されているから持ち運びが簡単で、いつでもどこでも淹れられます。

それに、淹れ方もとっても簡単。袋を開けてバッグを取り出し、バッグの上部を切り取ったら、カップに引っ掛けてお湯を注ぐだけ。淹れ終わったら、バッグはゴミ箱にポンと捨てられるから、面倒な片付けも一切ナシ。これを覚えてしまうと、インスタントコーヒーにもドリップコーヒーにも戻れませんよね。

 

その上、ちょっとしたコツでグッと美味しくできるから、コーヒーメーカーだって太刀打ちできません。どこまで美味しくなるかは淹れ方次第。今回は、ドリップバッグコーヒーの実力に迫りたいと思います!

20150910_1

 

■決め手はお湯の温度!美味しさと温度のカンケイ

コーヒーはお湯の温度によって味が変わることは有名です。同じ豆を使っても、湯温が違えば、苦みや酸味が異なります。もちろん、ドリップバッグコーヒーも例外ではありません。コーヒーを美味しく入れる基本は、自分にとっての“適温”を見つけ出すことなんです。

一般的に、コーヒーを淹れるのに理想的とされる温度は、おおむね85~90℃。沸騰したお湯をポットに移して約30秒〜1分程度おくと適温になり、バランスの取れたマイルドな味わいのコーヒーができあがります。ぜひ、湯温にこだわって淹れてみてください。

ちなみに、沸かしたての高温で淹れると香りが飛んでしまい、苦みと一緒に雑味も出やすくなってしまいます。逆に低めの温度で淹れると、苦みが少なくなり香りも味もうすめに、コクの足りないコーヒーとなってしまうんです。苦いのが好きな人は高めの適温で、マイルドな味が好きなら低めの適温でといった具合に、自分の好みの味が抽出できる湯温のベストポイントを見つけてみてくださいね。

 

■美味しい成分だけを抽出するコツ

お湯の注ぎ方にもひと工夫すれば、ドリップバッグコーヒーはさらに本格的になります。

いきなり勢いよくお湯を注ぐのは厳禁。まずは口の細いポットを使って、粉全体を湿らすように、少量のお湯をちょろちょろと注ぎます。全体にお湯が染み渡ったら、20秒程度蒸らします。この“蒸らし”をすることでコーヒー豆が膨らみ、香りが出やすくなるんですね。つまり、早く飲みたいからと言ってドボドボと注ぐのは厳禁ですよ!

蒸らし終えたら、適温の湯をゆっくり少しずつ注ぎます。このとき注意したいのは、フィルターに直接お湯がかからないようにすること。お湯を注ぎ終えたら早めにドリップバッグを引き上げること。そうすると、雑味のないクリアなコクのあるコーヒーに仕上がります。紅茶は最後の一滴をゴールデンドロップと呼び、「おいしさの秘訣」とされていますが、コーヒーとなると話は別なんですね。

20150910_2

■想像以上に本格的!ドリップバッグコーヒーの魅力

喫茶店で飲むようなプロ仕様のコーヒーが、お湯を注ぐだけで味わえる「ドリップバッグコーヒー」。家庭やオフィス、またはアウトドアでも、1杯だけ飲みたいというときにとても重宝します。

ドリップバッグと言っても、おいしく飲むためにはちょっとしたコツが必要。そろそろホットコーヒーが飲みたくなる季節、あなたも自分に合ったお湯の温度でおいしいコーヒーを楽しんでくださいね。

この記事はどうでした?記事の評価をお願いします♪
「面白かった」 (331) 「まあまあ」 (42) 「いまいち」 (39)
投稿日:2015年9月10日  カテゴリー:コーヒー豆知識
ドリップバッグコーヒーの本当の淹れ方教えます!」への12件のフィードバック

いつもBOBをご愛読いただきありがとうございます。

先日のコメントで、ドリップバッグが「浸かっている状態」についてお答えしましたが、これはお湯に浸けて抽出するということではなく、カップに引っかけて『お湯を注ぎながら淹れるタイプのドリップバッグの構造上、お湯に浸かっている状態の時間がある』ということを説明したものです。

その浸かっている時間(状態)であっても、一般的な抽出時間を考えると雑味などの成分が出る前にドリップバッグを外してもらうので、コーヒーの香りやうま味成分だけを抽出しています。

読者の皆さま、これからも素敵なコーヒーライフをお過ごしください。

ではなくて透過法と浸漬法をあわせた、また別の抽出方法ということですね

いつもBOBをご愛読いただきありがとうございます。

「ドリップバッグがお湯に浸かる」という状態について、複数のご質問をいただきましたので、BOBがお答えします。

ブルックスでは浸かるタイプのドリップバッグタイプでも、おいしいコーヒーを召し上がっていただけるよう、適した豆の粒度や、微粉末が出ないよう工夫したフィルターを採用しています。
そのため、ドリップバッグがコーヒーに浸る状態でも雑味が出にくく、おいしい成分だけを抽出できます。
また、ドリップバッグが浸かることで深みやアロマが出やすいという特長もありますので、お客様のお好みで抽出時間を調整していただくことが可能です。

どうぞ、「誰が淹れても美味しいコーヒーが出来る」を目指したブルックスのドリップバッグコーヒーで自分好みの味を作り出す楽しさを体験していただければと思います。

おかしいよ、変だよ
ドリップしたコーヒーが浸かってるって。
お手軽だからって。
背の高いカップで浸らないように入れてから
温めた普通のカップに入れ替えて飲んだらどお?

モカを1日に2,3杯ブラックで飲んでいます。お湯はぬるめです。

目から鱗!! 
いつもポットを沸騰させながら蒸らし、注いでいました。
コーヒーにも日本茶のように、適温があるんですね。
コーヒーを飲むようになって…十年、学ばせて頂きました。
早速、主人と私の適温探し、やってみますね。

ずーと 沸騰したお湯をあえて使っていました。
次回からは適温を守ってさらに美味しい「ドリップバッグコーヒー」を楽しみたいと思います。
午後には少し濃いめのコーヒーを飲みたくて、上から
一さじ余分に追加して、我が家なりのブレンドをして楽しんでいます。
ブルーマウンティンが一番気にいってます。

バッグがお湯につかる状態はいいんですか?

いつも沸かしたお湯をすぐに使っていました。少しおいた方がいいのですね。「癒しのバリ」が気に入ってます♡

今迄、蒸らしと静かに注ぐ事はしていましたが、
湯の温度で味、香りが違う事は知りませんでした。
これからは、温度にも気を使いより美味しいコーヒー
を淹れたいと思います。

今まで沸騰したお湯を入れると思い込んでいましたので、入れ方のコツ役に立ちました。

いつも思ってたんですが、ドリップバッグタイプってお湯を注いでる時どうしてもバッグがお湯につかる状態になりますよね。
なんとなくあれってアクがでているような気がするんですが、それでも美味しくなるんでしょうか?表示の写真でもバッグがお湯につかってますよね。つかってもいいもんなんですか?

ペーパーで入れる時でもお湯にはつからないように入れますよね?紅茶とは違うような気がするんですけど・・・

コメントを投稿する

投稿されたコメントは承認されるまでは表示されません。



post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)