紅茶の国として知られるイギリスでは、1日に何度もティータイムがあるほど紅茶文化が根付いています。今回は、いつ・どこで・誰と・どのように楽しんでいるのか、本場イギリスの紅茶習慣に迫ります。
■イギリス人の紅茶タイムは1日7回?!
イギリス人の1日は紅茶でスタートし、紅茶で締めくくられます。飲む時間帯によって呼び名が変わるのもイギリスならでは。そこで、1日のティータイムの流れをご紹介します。
【朝~午前中】
1.朝いちばんに飲む紅茶は「アーリーモーニングティー(Early Morning Tea)」。身分の高い人が、メイドさんに紅茶を運ばせてベッドの中で飲んでいたことから、“ベッドティー”と呼ばれることも。現代の忙しい朝とはまるで違う優雅な時間が目に浮かびますね。
2.「ブレックファストティー(Breakfast Tea)」は文字通り、朝食と一緒に飲む紅茶です。イギリスではミルクティーをたっぷり飲むスタイルが一般的。
3.続いて飲む「イレブンジズティー(Elevenses Tea)」は午前11時頃に飲む紅茶のこと。仕事や家事、勉強の短いブレイクタイムにも、イギリスではやっぱり紅茶なんですね。
【午後~夕方】
4.イギリスの紅茶文化の代名詞「アフタヌーンティー(Afternoon Tea)」。サンドウィッチやスコーン、ケーキが3段のスタンドに並んだ姿はうっとりするほど華やかで、多くの女性の憧れ。紅茶とともにおしゃべりを楽しむ贅沢な時間です。
アフタヌーンティーを簡略化した、スコーンと紅茶だけの気軽なセット「クリームティー(Cream Tea))」も人気なんだそう。
5.帰宅した家族と夕食と一緒に飲む紅茶は「ハイティー(High Tea)」。ダイニングテーブルの高さにちなみ、こう呼ばれています。
【夜】
6.夕食後は「アフターディナーティー(Afterdinner Tea)」。イギリスを舞台にした映画やドラマで、ディナーの後に男女がそれぞれ別の部屋に別れて、おしゃべりやカードゲームなどするシーンを見たことはありませんか?あれがアフターディナーティーで、お酒やチョコレートと一緒に紅茶を楽しむ大人のティータイムです。
7.一日の締めくくりには「ナイトティー(Night Tea)」。寝室やベッドに入ってから紅茶を飲むひとときは、頑張った自分へのささやかなご褒美タイム。体を温めて緊張を解きほぐし、心地よい眠りへと誘ってくれそうです。
イギリスが誇る伝統的な紅茶習慣ですが、忙しい現代では朝一番に飲む一杯を省略することが多いそうです。また、日常的に飲む紅茶は手軽に淹れられるティーバッグが主流で、マグカップでたっぷり飲むそう。昨年には斬新なスプレー式紅茶も登場するなど、現代はより時短な方向にシフトしているのかもしれませんね。
コーヒーが有名なBROOK’Sですが、おいしさと品質にこだわっている点は紅茶も同じ。BROOK’Sの紅茶ブランド“SAARA(サーラ)”は、厳選した原料を自社輸入。産地でのテイスティング後も、SAARA専門テイスターが何度もテイスティングして厳選しています。気軽に飲んでいただける個包装のティーバッグでも、ポットでゆっくり淹れたような香りとコクで、本場イギリスのように、一日に何度でもおいしい紅茶をお楽しみいただけます。
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知らなかったお国事情、ありがとうございます。スリランカや、インドはどうなんでしょうかね?
Posted at 2017.08.10 by カルメン