BROOK’S OFFICIAL BLOG(略してBOB)

2015
5/21

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誰もが知る「世界の偉人」と、「コーヒー」の意外な関係

古くからコーヒーは多くの人に飲まれ、愛されてきた飲み物。
誰もが知っている世界の偉人の中にも、コーヒーに夢中になった人が数多く存在します。

今回は、世の天才たちにまつわるコーヒーのエピソードと、偉人たちにインスピレーションを与えたコーヒーについて紹介します。

 

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■偉大なる作曲家たちの共通点とは?
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンと聞けば、もうおわかりですよね。
3人とも、クラシックの大作曲家です。
しかし、共通点はそれだけではありません。
彼らは3人そろって無類のコーヒー好きという共通点もあったのです。

一日数十杯も飲むほどの熱烈なコーヒー愛好家であったバッハは、コーヒーをテーマにした、「おしゃべりはやめて、お静かに(Schweigt stille, plaudert nicht)」(通称「コーヒー・カンタータ」)という曲を作曲しました。興味のある方は楽曲を聴きながらコーヒーを一杯楽しんでみてくださいね。当時のドイツは経済政策の一環として貨幣の国外流出を防ぐため、主な輸入品であったコーヒーの消費を抑えようと、いわゆる「コーヒー禁止令」が出されていた時代。コーヒー好きのバッハは、当時のコーヒー事情を風刺して、この曲を作ったとも言われています。
「コーヒーは千回のキスよりもすばらしく、マスカットブドウ酒よりも甘い。ああ!コーヒーはやめられない」という歌詞が有名ですが、バッハの気持ちそのものだったのかもしれません。

モーツァルトもまた、コーヒーに魅了された作曲家のひとりです。
彼の愛妻のコンスタンツェはコーヒーを淹れるのがうまく、モーツァルトは彼女の淹れたコーヒーを飲むことが大好きだったそう。遺産リストの中には、「コーヒーミル2台」という項目もあり、永眠する直前にも、愛弟子からコーヒーを飲ませてもらったというエピソードが残っています。

そして、コーヒーに一番強い執着心を持っていたのはやはり、ベートーヴェンでしょう。
毎朝必ず1粒1粒、豆の数を数え上げ、きっちり60粒の豆を自慢のコーヒーミルで自ら挽いて飲んでいた、というのは有名な話。豆の数は、59粒でも61粒でも許さなかったといいますから、コーヒーには並々ならぬこだわりがあったことがうかがえます。
 

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■コーヒーは、インスピレーションを与える飲み物?
ベートーヴェンは、「一杯のコーヒーはインスピレーションを与え、一杯のブランデーは苦悩を取り除く」という格言を残しています。

フランスの小説家・バルザックもコーヒー好きで有名な偉人。
毎晩何十杯ものコーヒーを飲みながら、創作に打ち込んだといわれ、自身の著書の中で「コーヒーは、知的能力の活動時間をしばしば延長させてくれる」と称賛しています。

また、かのナポレオンは「体を暖め、勇気を引き出してくれるこのコーヒーを兵士達に与えよう」と、軍隊の飲みものに初めてコーヒーを採用したそうです。

こうした逸話が語り継がれているところを見ると、世界の偉人たちの功績には“コーヒーパワー”が少なからず作用していたともいえそうです。
ひょっとすると、コーヒーがなかったら歴史は今と違うものだったのかもしれません。
 

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魅惑的な芳香と、力強い味わいを持つコーヒー。
ひとたび口に含むと、頭がスッキリし、体の奥底からパワーを引き出してくれるような、不思議な力を秘めているようです。このコーヒーの力が、世界の偉人たちの才能や意欲を引き出したとすれば、コーヒーを飲むことで私たちも偉人に一歩近付けるのではないでしょうか。
ここぞという時にこの“コーヒーパワー”を利用すれば、思いがけない潜在能力が呼び起されるかもしれませんね。

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投稿日:2015年5月21日  カテゴリー:お楽しみ
誰もが知る「世界の偉人」と、「コーヒー」の意外な関係」への3件のフィードバック

バッハのコーヒーカンタータは知っていましたが、本人もそんなに好きだったとは。また、モーツアルト、ベートーベンも負けず劣らずだった由、初めて知りました。目から鱗でした。

バルザックの『人間喜劇』の裏には
夜中の”カフェ”があったのですね。
かの音楽家も皇帝も
コーヒーの虜だったとは…
時代を超えた親近感を感じます。

コーヒーの音楽って色々ありますね。昔は「コーヒールンバ」、最近は内田奈織さんの「espressoなキモチ」を聞いています。日本でコーヒー通で客にコーヒーを勧めて嫌われていたのが、遠山の金さんだそうです。父親が長崎奉行時代にはまったようで……

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