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2019
5/16

10連休の最中、大した遠出はしてないけど車の渋滞にはまることが幾度かあった。
目に入るのは車の後姿ばかり。渋滞しているのでなおさらそれぞれの「表情」が気になる。
ウィンカーを付けて目の前に車が入ってくる。
なんとなく我先にという空気の漂う渋滞現場でその車の後姿は愛嬌たっぷりの「垂れ目」であった。
その表情に私はたしなめられる。
しかし世の中には垂れ目の車ばかりではない。
ふと気になってマイカーの後姿を確認したら血の気のない無表情だった。
後姿とは常に本人より他人の方が知っているものなんだなぁ。

2019
5/9

息子の塾教材をたまたま読んでいたら面白い文章があった。
主人公は10歳の女の子で、退屈は私にいろんなことを教えてくれるという趣旨のことが書いてあった。
「スキマ時間」という言葉ができて、電車での移動時間や数分の待ち時間でも仕事ができる便利な時代になったけど、数十年前10歳だった私もまた退屈を飼いならしていたなぁ、と思い出した。
下の娘はよく、ひま~と口にする。すると私は親として烙印を押されるような気持になってソワソワしだすがそれは思い違いなのかもしれない。
10連休、無理をして予定をたてるなら退屈に浸るのも一つの選択肢だなと思った。

2019
4/25

近所の友人が新居を建てたのでお邪魔しました。
夫婦で雑貨店を営み、とにかくオシャレな友人。どんな素敵なお家なんだろうと期待は高まります。
家具はすべてアンティークでまとめられ、小学生二人のお子さんがいるので物はそれなりにあるのですが、どの角度からの視線も裏切りません。
オープンキッチンに無造作に置かれた食器や収納にも量販店で見かけるようなものはひとつもなく、出て来る飲み物も生のイチゴをサイダーに入れて…映える。映える。
一緒にお邪魔した友人たちもため息をつくばかり。
100均グッズを必要としない生活の場を初めて目にし帰宅すると、息子の塾書類の山とさっきまで誰かがいたかのように、ふとんのヨレたこたつが私を出迎えてくれました。

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