お歳暮の季節になりました。今では、だいぶ簡略化されたように思いますが、どのくらいの市場なのでしょう。私が個人的にいただくことはまずありませんが、時々夫の仕事関係の方からいただくお歳暮は、結構うれしいものです。
実は、お歳暮と聞くたびに抱く、ちょっとした憧れがあります。
それは生きた伊勢海老です。生きた伊勢海老については、いろいろな逸話を聞くことがあります。それを聞くたびに疑似体験をしてしまい、疑いとも憧れとも言えぬ気持ちになってしまうのです。生きた伊勢海老がおがくずから暴れだし、ゆでる時は全力で蓋を封じる。時にはいたたまれなくなって川に逃がすという、信じがたいエピソードがたくさんあります。
そんなやりとりが、今年も日本のどこかで行われているかと思うと、なんだかわくわくしてしまうのは私だけでしょうか。そしていつか本当にいただいてみたいものです。生きた伊勢海老。