やたらと倒置法で話す5歳の娘は、私が夕飯の準備をしていると横へやってきて
「今日は最悪な一日だった~」などと簡潔に記号化して親の興味を誘う。
「どうして?」と聞くと小さな指を折りながら、「一つは保育園でゲームに負けたでしょ、一つは味噌汁こぼしたでしょ、一つは…」と、一日のほんの些細なことを最高か最低で片付けてしまう。聞いているこちらも、なんだか今日は冴えない一日だったのかなと思わされてしまいます。
娘のそんな言動をみながら、一日は“最高”とまでいかなくても“楽しかった”で終わろうと思ったのでした。