我が家のトイレに点灯時に自動に反応する芳香剤を設置しました。とてもいい香りで家族からの評判もとてもいいです。
でも、トイレが近い私はトイレに行くたびにシュッとなるので、1週間も経つとなんだかもったいない気がしてきました。明かりに自動で反応することは重々わかっているんですが、最近では芳香剤にばれないようにそうっと電気を点けてみたり、身をかがめてトイレに入る変な癖までついてしまいました。時々シュッとし忘れるくらいの“曖昧さ”を無意識に機械に求めているのかもしれません。
もちろん、芳香剤はそんな気持ちも知らず素直に明かりに反応してシュッとなります。
人知れず芳香剤と戦っているようでは、近い未来にやってくるAI(人工知能)への順応はほど遠いでしょう。いえ、もしかしたらもうそんなことすらAIは織り込み済みなのかもしれません。AIは機械ではなくインテリジェンス(知能)なのですから。