庭に高さ8メートルは越す泰山木(タイサンボク)が生えています。うちは中古のお家を譲り受けて住んでいるのでどの時代に植えられたのか正確なことはわかりませんが、おそらく50歳くらいにはなると思います。
といってもリビングから愛でるような感じでもなく、ただ大きな木として家族は認識していました。それがこの週末、大きな花をつけるということを初めて知りました。
直径で20センチくらいになるでしょうか。白くて花びらの分厚い花が咲いていることを2階の寝室から発見しました。その日は休日だったので窓際に座ってうっとりとその花を眺めていました。
するとどうでしょう。よく見れば次から次へと大きな蕾が目に入ってきました。7年も住んでいて全く気付かなかったなんて!この7年間どれだけ自分に余裕がなかったかを想いながら、ふと、祖母とよく行った土筆(ツクシ)採りでも目を凝らすと浮き出るように土筆が見えてきたことを思い出しました。