小さいころ、時々左右がちがう靴下だったことがありました。同じ白いスクールソックスなのに微妙にストライプの幅が違ったり、長さが違ったり。どうしてそんなことが起きていたのかしばらくわからなかったけど、先日ひょんな会話からその理由が判明しました。
靴下に穴が開くと、母親はそちらだけ新しいものと入れ替えていたのです。
靴下だけではありません。当時汲み取り式だったトイレに時々スリッパを片方落としてしまったときも片方ずつ足されていたのです。
最近スーパーで水仕事用のゴム手袋が右2本、左2本という売られ方をしているのを発見しました。時々あるのです、片方だけ水が入って使えなくなるということが。それにしても、ちょっと斬新なこの売り方を友達に話したところから、靴下の謎にたどり着きました。これを発案された方も幼少時代にそんな記憶があるのかなと妙に親近感を覚えたのでした。