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2018
4/5

仕事で気難しいマニュアルを作っていた時のこと。
色気もなんにもない文字と数字だけのワード画面。
“ここにデータを貼る”と書こうとしてふと景色がかわった。“貼る”がなんと“春”と変換されて出てきたのです。
仕事モードだったので慌てて訂正を入れて“貼る”と書き直したのですが、その一瞬がなんとも桜の花びらが舞い降りてきたかのような瞬間でした。
都内の桜はもうほとんど咲き終わってしまいましたが、漢字変換は書き手の景色や心情を表していて生き物みたいだなと思いました。

2018
3/29

皺ができないように口角を上げるストレッチしたり、毎日シートパックしたり、日に焼けない努力をしたり…。半分趣味でもあるアンチエイジングにいそしんでみても10年前の自分と比べてみるのは愚行。トホホ。
そんななかとあるプロダクションの社長さんがこんなことをおっしゃっていました。
「最近の女優さんは歳をとってくれないから、60代の役をやっても雰囲気がでない。普通にスーパー行って、普通に日に当たって、普通にある程度の不摂生をする美しさも必要」
できそうでできない普通に歳をとるということ。
でもどれだけ美容器具で時間に抗っても、普通にスーパー行ったり、普通に日に当たらざるを得ない自分にとって、とても勇気をもらえる言葉でした!

2018
3/22

卒業シーズン。近所のママ友や、学生時代の友人の話を聞いていて、あれ?と思うことがありました。卒業旅行は“ばあば”と行くというのです。
おばあちゃんと二人旅行?一緒に日々を戦ってきたのはお母さんなのに?そして過去の自分におきかえてみると、解放というより制約というイメージ。
ジェットコースターは乗れないし、一日中ショッピングはしんどいって言いそうだし。
でも母親じゃ緩めてくれない財布の紐を、“ばあば”なら緩めてくれそう。
“ばあば”だって毛穴からあふれ出しそうな若さに20歳くらい若返っちゃうのかな。
いまの“ばあば”はとってもお元気で、ジェットコースターにも乗っちゃうんですかね。
孫に誘われることはちょっとしたステータスにもなりそうですね。