2018
9/20
島根を出てきてから、もう20年以上経つとのいうのに。
日常のちょっとしたシーンで、あ、この人東京出身じゃないなと気づくことがある。
標準語をしゃべっていても、一文字のイントネーションだったり、パーソナルスペースの取り方だったり。
先日整骨院で、こちらからは相手の顔が見えない状態で話しかけてきた女性は、明らかにそうだった。名前も(顔も!)知らないのに、妹みたいで懐かしい気持ちにすらなる。
富山出身だという彼女は上京してまだ1年半で、地方出身だとバレないように気を付けているらしかった。自分にもそんな時期があったのを思い出し、二人で大笑いしました。
私の地方出身者探知機は、何十年経っても人とのコミュニケーションに役立ってるのかもしれない。
2018
9/13
先日の富士登山。13歳の甥っ子がはるばる飛行機でやってきた。
あっという間に私の身長も追い越して170センチ超。携帯電話もゲームも知らない甥っ子はとにかくよく食べる。「いただきます」といつものように穏やかに手を合わせ、お茶碗に米粒一つ残さない。そして何事も「はい」ではなく「うん」と言いその純朴さにオバちゃんは心を打たれる。
富士山の山小屋でも飲み終えた紙パックのお茶を綺麗に折りたたんで、姿勢よくみんなが食べ終わるのを待っていた。
後ろから追いかける私を待たずに、自らの携帯電話で「7合目ついたー」とメールをしてくる我が息子と血筋は同じはずなのだが。
とりあえず、いただきますと手を合わす習慣から真似てみようと思う。
2018
9/6
週末、富士登山へ行ってきました。
何度か登っている家族に色々とアドバイスをもらいながら、年明けから週3のランと週1のヨガでトレーニングをしての挑戦でした。
テレビ等で富士登山はそんなにハードではないと言われている印象ですが、多くの崖や下からのあおるような風は命の危険を感じさせられました。
7キロのザックを背負っているので気を緩めると後ろに倒れてしまいます。
そしていくら筋力を鍛えても高山病は未知の領域。夜は頭痛のため一睡もできず。泊まった宿はクレジットカードが使えたのですが、低酸素のせいか暗証番号を思い出せなくなるほどでした。
最終的に頼れるのは自分の体力だけ。家族といるのに孤独を感じる、そんな不思議な体験でした。
富士山へ行かれる方はしっかりトレーニングをしてから登ることをお勧めします。