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2019
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思春期との二人旅 バンコク~アユタヤ

3時間の自転車ツアーに参加した。バンコクというまちは、迷路のような小道が無数に広がっていた。昼寝をする者、洗濯をする者、レストランの裏で調理用のエビの殻を座り込んで剥く者、まるで映画のような喧騒が断片図のように視界をよぎっていく。バンコクハイになった私たちは次第に時間感覚も体力感覚も麻痺したまま夜のまちへ。バンコクへ到着してまだ24時間も経っていないことがとても不思議に思われた。
翌日は国鉄を使いアユタヤへ。バンコクとは表情の違うこのまちでも自転車を借り、遺跡を周った。私は20年ぶりの再訪で、同じポーズで写真を撮ろうと寝仏像の前で寝転がったが思春期の息子は断固として直立したままだった。
しかし野良犬に囲まれ硬直する息子はまだまだお子ちゃまで、あれだけ嫌がっていたカメラにも気が付くとピースサインで収まっていた。
小5の冬に、母親にバックパックの旅へ連れていかれたという記憶を50年後くらいに思い出してくれたらうれしいなぁ。

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投稿日:2019年3月7日  カテゴリー:Shifon's column

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