「ダージリン」も、5時限目でご紹介した「アッサム」と同様に、紅茶の産地であり、銘柄でもあります。
「ダージリン」はインドの北東にある山岳地帯の高地で、昼夜の大きい温度差と霧が「ダージリン」の香りのよさを作り出します。
「ダージリン」は、収穫する季節によって味わいが異なります。
「ファーストフラッシュ」や「セカンドフラッシュ」という言葉を、よく耳にされるのではないでしょうか。
「ファーストフラッシュ」は3月から4月に採れる、いわば「一番摘み茶」のこと。薄い橙色の水色と、若い(青々しい)風味を強く持つのが特徴です。
「セカンドフラッシュ」は、5月から6月に採れる「二番摘み茶」で、「ファーストフラッシュ」より味や香りが強くなります。「ダージリン」の香りとして評される「マスカテルフレーバー」が最も強く感じられ、水色も「ファーストフラッシュ」に比べて赤みを増します。
「ダージリン」は香りが楽しめる紅茶。ストレートがおすすめです。沸騰したてのお湯と温めたティーポットとカップを使い、お湯の温度を下げないようにして入れるのが基本です。 |
水出しもとてもおすすめ。やわらかい味わいのアイスダージリンティーができます。 |