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VOL.7 べにふうきって?

最近注目のお茶!

スーッとしたイメージ

春到来♪心地よい日ざしでぽかぽかの過ごしやすい季節なのに、かゆかゆムズムズのつらい季節でもあります。そんな中、最近注目のお茶「べにふうき」。
まだ聞きなれない名前の「べにふうき」は歴史が浅く、近年作られたお茶です。

べにふうきって?

紅茶に「中国種」・「アッサム種」、コーヒーに「アラビカ種」・「カネフォラ種」という種類があるようにお茶にも様々な種類があります。
「べにふうき」もお茶の種類のひとつ。「べにほまれ」と「枕Cd86」を交配し作られた紅茶用の茶樹です。(※)
このお茶は日本生まれ。独立行政法人 農業技術研究機構 野菜茶業研究所で育成され、1993年に命名登録(農林登録)、1995年に品種登録(種苗登録)された日本で初めての紅茶・半発酵茶兼用品種です。

※:(独)農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所ホームページ公表資料「べにふうき」より

べにふうきの成分は?

「べにふうき」は最近注目されている「メチル化カテキン」を豊富に含み、同カテキンを多く摂取できるとされている種類です。メチル化カテキンは、エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレートと正確には呼びます。

メチル化カテキンを大切にした製法

水色

「べにふうき」、「べにほまれ」等は寒さに強く、日本においての栽培に適しており、紅茶用品種が多く育成されています。
本来は紅茶の品種である「べにふうき」ですが、紅茶の様に酸化発酵すると、メチル化カテキンが消失してしまう為、紅茶としてではなく緑茶と同じ製法・飲用として利用されています。

味は渋みがやや強い「べにふうき」。いろいろな味をブレンドして飲みやすくしているものもあり、是非試してみたいものですね。