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2017
3/23

年に数回だけご褒美で行っているエステでのこと。私は顔のマッサージをしてもらってるのですが、脱毛でお友達を紹介すると割引券がもらえると言われ、ママたち数人に聞いてみました。するとどうでしょう。あの人もこの人ももうし終わったと言うではありませんか!
そのことを担当者に話すと、「そうなんですよ。“脱毛”と“貯金”はみなさん黙ってしっかりやってるんです」とにこやかに言われてしまいました。
そいういう私の腕には風になびくものがあります。担当者はそれを目の当たりにして「まあ!」とわかりやすいリアクションをしていました。
脱毛への感覚はお国によって様々。日本女性にとっては脱毛も貯金も黙ってするものなのでしょうか。もう10年早くそれを知っていたらいろいろ何かが違ってたかな?
そして今現在の私からこぼれる言葉は「みんないつの間に!」

2017
3/16

ある日、旦那とこんな話でもりあがりました。「満員電車で席に座るにはどうしたらいいか?」要は、途中下車する人の席をいかに効率よくゲットするかという、くだらない話です。
まず、ドア付近に立っていては席が空いても座ることは難しい。では、いかに途中下車する人の前に立つかということになるのですが、大学までバスケットをしていた私の場合は、ディフェンスをするかのように二人の前に立つようにしていることを説明。たった一人をマークしていては確率的に低くなるので、二人の間に立ってどちらかが立ち上がると腰を入れ、席を確保する、というあまりに恥ずかしい話を旦那にさらけ出しました。
旦那の方法はまた別で、渋谷行きの上り電車に乗る彼は、スーツを着てない人の前をマークして、その人の下車駅を予測するんだそうです。
そんな話を初めて口にしたのですが、「みんな“しなやか”に席をゲットするためにいろいろ考えてる」ということがわかった、ある日の会話でした。

2017
3/9

今朝、芥川龍之介の芋粥を読んだ。
国語の長文問題にも出てきた記憶はあるけど、内容はまったく記憶になかった。
主人公はめったに食べられない好物の芋粥を「芋粥に飽きることがあるのだろうか」と空になった椀を尚もしげしげと見つめる。
そんなに芋粥が好きなのかと周囲の者がたらふくになるほどの芋粥を用意してくれるのだが、主人公は何かトラブルでも起きて食べられないことにならないだろうかととんちんかんなことを考える。―
SNSみたいだ。片思いしていた人のことは知りたいけど、何の障害もなく情報としてやってくるといっぺんに違うものになってしまう。
読み終えて日付を見たら1916年8月とあった。
100年前のストーリーである。