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2017
11/9

先日洋服やさんの運動用品コーナーで立ち止まると、すかさず店員さんがやってきた。
「ワークアウトもされるんですか?」
不意のことで私は曖昧に相槌を打った。ワークアウト?運動じゃなくて?いや、もしかして特定の運動のことを指すのかもしれないけど、聞き返すのは恥ずかしいからさらりと逃げた。
そしてまた別の日。電車で居合わせた近所のママが「うちの子はデフォルトで運動が苦手なんです。」と。
他人事と思って聞き流していた言葉が自分に降ってきた。
聞き返す勇気もなくてそれも曖昧にやりすごした。
今年10年ぶりに改訂された国語辞書には新たに1万語追加されたらしいが、また10年後には1万語では効かないかもしれないな。

2017
11/2

リビングテレビ横にあるスリット窓。そこのカーテンは開けると画面が見づらいのでいつも閉めたまま。
ある週末の朝、夫が何気なくカーテンを開けると…。場所を見計らったかのようにススキが3本こうべを垂れていました。カーテンを開けないうちに、いつの間にか自生していたのです。
スリット窓も手伝って、ちょっとした掛け軸のようでした。
毎朝カーテンを開けるのは私の日課でしたが、今回は夫が開けてくれたおかげでこの風情ある景色に気付くことができました。
なんでも第三者の目というのは気付きがありますね。

2017
10/26

毎年この季節になると子どもたちがパーティーをやりたいと言い出す。ハロウィンの。
先日も保育園の帰りに5歳の娘とその友達でその話題になった。
どうも彼らはすごくそれに憧れていて、親たちも適当に相槌を打つのですが…。
そもそも子供のころに経験したことがないから正解がわからない、猫耳のカチューシャなどしておやつを食べればそれでいいのか。それともきもだめしが必要なのか。かぼちゃづくしの料理を食べれば正解なのか。いやいや、やはりホールケーキはないと場が締まらない。
結局親たちはモヤっとしたままで、ハロウィンパーティというよりもモヤっとパーティーなのである。年々街のハロウィン推しは強まるばかりで、母は息を殺して10月が過ぎるのを待つのである。