コーヒー豆知識「コーヒー豆グレード(その1)」

panda.jpg こんにちは、ぱん田です。
今回はコーヒー豆のグレードの話をします。


コーヒー豆にグレードがあることは、
以前「コーヒーの産地(コーヒーベルト)」の回で
「標高も大切な栽培条件になっており、低地でも海抜300~800m。
1,500~2,000m以上の高地で収穫されたものが、優良品とされています。」
と簡単に話しましたが、今日はグレードについてもう少し詳しく説明します。

コーヒー生豆のグレードは、
『畑の標高(地域)』、『生豆の粒の大きさ』、『精製方法(度合)』など
各生産国ごとに定められた基準で厳格に等級づけされていて、
国により表し方も異なります。
今回はその中の『畑の標高(地域)』について。

例えばグアテマラとコスタリカは、下の図にもあるように
両国ともに産地の標高で豆を分類、格付けしていることがわかります。
なぜ、低地で栽培された豆より高地で栽培された豆が優良かというと、
高地産の豆は低地産の豆よりも香りが良く、品質レベルが高いと評価されるから。

 

quality.jpg

 

グアテマラでは豆の評価の高い順に、
標高4500~5000フィート(約1350~1500メートル)で収穫された豆を
SHB(ストリクトリー・ハード・ビーン)、
標高4000~4500フィート(約1200~1350メートル)で収穫された豆を
HB(ハード・ビーン)、
標高3500~4000フィート(約1050~1200メートル)で収穫された豆を
SH(セミ・ハード・ビーン)、
標高2000フィート(約600メートル)以下で収穫された豆を
GW(グッドウォッシュド)と分類、格付けしています。

コスタリカでは、
標高3900~5400フィート(約1170~1620メートル)で収穫された豆を
SHB(ストリクトリー・ハード・ビーン)、
標高3300~3900フィート(約990~1170メートル)で収穫された豆を
GHB(グッド・ハード・ビーン)、
標高2600~3300フィート(約780~990メートル)で収穫された豆を
HB(ハード・ビーン)、
標高 500~2000フィート(約150~600メートル)で収穫された豆を
LGA(ロウ・グロウン・アトランティック)です。
ブルックスでは、この2国からの豆は一番評価の高い
SHB(ストリクトリー・ハード・ビーン)を使用。
他国産の豆も、品質のよい高地産のコーヒー豆を使用、
厳重に品質管理され、香り・酸味・コクの優れたコーヒーとして世界中で信頼されています。

「コーヒーって本当に奥深いものなのですね。」
あれ?昔、どこかで聞いたようなセリフが・・・。
今日はこれにておしまい。
ぱん田でした。

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