こんにちは!分析娘。です。
以前に「官能検査について」というテーマで味覚のお話を
しましたが、今回は嗅覚についてお話します。
通常、かおりの感じ方には、人によって「あの時の○○なにおい・・・」 とか
「おいしかった○○のいい香り・・・」 など、過去の記憶や個人的な嗜好が
加わるため、主観的に判断され個人差があるものです。
そこで、そのかおりを客観的に判断するため、当センターでは
「香り分析機器」という機器を使って、コーヒーの香りの分析を行っています。
この装置は、かおりを人間の官能に合わせた感覚で数値化することができます。
人の鼻のような機能をもつかおりセンサーが、
芳香族系(香ばしいコーヒーのような香り)、
有機酸系(甘酸っぱい香り)など9種類のかおり系統について、
それぞれかおりの強さを臭気指数相当値で計測することにより、かおりを構成する
質が判明します。
例えば、深煎りの豆ほど香ばしい香りが強くなり、甘酸っぱい香りが弱くなるように、
焙煎の程度によって数値が異なります。
このように分析されたかおりの数値は、製品開発にも活かされています。
そして、日々かおりを嗅いで優れた結果を出してくれる一方で、
この装置に負けないようにブルックス商品の味や香りについて勉強している分析娘でした。
香り分析機器 ↓
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