新年明けましておめでとうございます。焙煎太郎です。
本年も工場スタッフ一同、みなさんに「おいしいコーヒー」をお届けする為
がんばって参りますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、我が焙煎工場ではコーヒー生豆の焙煎から粉砕、
包装までを一貫した生産ラインの中で行っています。
これは工程管理をする上でとても重要なことなのです。
コーヒー豆の品質を確認しながら、そのコーヒーが一番おいしい状態で
包装を行います。
今回は「品質は工程で造りこむ」、ブルックスコーヒーの品質を
根っこから支える技術力の一端をご紹介します。
そのひとつの工程である包装ライン。
包装する機械を操作するのは男性だけでなく、女性も大活躍、
故障した機械を修理するのも同じです。
機械修理は当社スタッフによる「技術チーム」が担っています。
スタッフは日々の作業の中で、いつどんな故障が起き、
どんな修理をしたかを細かく記録しています。
こうして次に同じ機械で故障が再発した時でもすぐに対応できる様いわば
「その機械のカルテ」を作っているのです。
きめ細かい繋がりの強さが活きています。
大活躍中の女性でも、もちろん初めから機械の修理ができた訳ではありません。
はじめた頃はドライバーって何?スパナって何?という状態だったのです。
だからまず機械の清掃から始め、その有能なスタッフ達は機械をきれいに
しながら少しずつその構造や仕組みを覚えていきました。
そして、一つ一つ修理を行なう度にその絵を描いて、
独自のマニュアルを作っていったのです。
ですから「技術チーム」のマニュアルは全て手描きです。
それにとってもアート!なのです。私にはそう見えます。
最近では駆動部のベアリングの交換などは朝飯前、
ギアボックスや主要部ユニットの修理なども行なっています。
メカ的な修理ならば出来ないことは無いと言っていいくらいです。
腕力ばかりは私(苦笑)を含むおじさんスタッフが駆り出されています。
機械といってもそれぞれ個性がありますし、癖もあります。
それら一台一台の面倒をみてくれているのが「技術チーム」のスタッフなのです。
そしてこの心優しい?技術者達の活躍のおかげで
今年も品質の良いコーヒー製品を生産していけるのです。
多品種のコーヒー製品でやりくりしていく為に、各工程から全体の進捗が
「目と手の届くところで把握できる環境」が整備されています。
まさに「品質は工程で造りこむ!」を実践しています。