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2018
9/27

我が家の車は3年ほど前に中古で購入したもので、一度CDを再生すると自動的に車のハードディスクに記憶されるという便利な機能がついています。
なので前の持ち主の音楽がそのまま残っていて、その音楽の種類で小さな女の子がいたんだなとか、顔の見えない持ち主について想像をして楽しんでいました。
前の持ち主は東北の方だったというのを夫から聞いたことがありましたがそれ以外はなにも知りません。
曲の量は結構なもので未だすべての曲を聴いたことはなく、消去の仕方もわからないのでそのままにしていたのですが……。
先日一人で車を運転していた時のことです。自分が聴きたい曲にたどりつくまで適当にスクロールしていると流れてきたのは私も大好きな東北の復興ソングでした。前の持ち主はどんな気持ちでこの曲を聴いていたのでしょう。
思わぬ東北からのおくりものをいただいたようで鼻の奥が熱くなりました。

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2018
9/20

島根を出てきてから、もう20年以上経つとのいうのに。
日常のちょっとしたシーンで、あ、この人東京出身じゃないなと気づくことがある。
標準語をしゃべっていても、一文字のイントネーションだったり、パーソナルスペースの取り方だったり。
先日整骨院で、こちらからは相手の顔が見えない状態で話しかけてきた女性は、明らかにそうだった。名前も(顔も!)知らないのに、妹みたいで懐かしい気持ちにすらなる。
富山出身だという彼女は上京してまだ1年半で、地方出身だとバレないように気を付けているらしかった。自分にもそんな時期があったのを思い出し、二人で大笑いしました。
私の地方出身者探知機は、何十年経っても人とのコミュニケーションに役立ってるのかもしれない。

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2018
9/13

先日の富士登山。13歳の甥っ子がはるばる飛行機でやってきた。
あっという間に私の身長も追い越して170センチ超。携帯電話もゲームも知らない甥っ子はとにかくよく食べる。「いただきます」といつものように穏やかに手を合わせ、お茶碗に米粒一つ残さない。そして何事も「はい」ではなく「うん」と言いその純朴さにオバちゃんは心を打たれる。
富士山の山小屋でも飲み終えた紙パックのお茶を綺麗に折りたたんで、姿勢よくみんなが食べ終わるのを待っていた。
後ろから追いかける私を待たずに、自らの携帯電話で「7合目ついたー」とメールをしてくる我が息子と血筋は同じはずなのだが。
とりあえず、いただきますと手を合わす習慣から真似てみようと思う。

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