商品担当者を講師として、お客様担当のメンバーが紅茶についての勉強会を行いました。
当社の紅茶をお求めになるお客様は紅茶をあまり召し上がらない方から、紅茶通の方とさまざま。色々な質問に答えられるよう真剣なまなざしのメンバーです。
実は、紅茶も緑茶も、原料となるのは同じチャの木で、「カメリア・シネンシス」と呼ばれるツバキ科に属する常緑樹です。
主な栽培地としては、中国、インド、スリランカ、台湾、日本、ケニアなどです。
このチャの木の「生葉」を原料として、発酵度の違いによって緑茶、烏龍茶、紅茶の3種類のお茶を作ることができます。
紅茶は、茶の中の酸化酵素を発酵させた完全発酵茶で、褐色の茶葉です。緑茶は酸化酵素を失活させて茶葉を緑色に保った不発酵茶。烏龍茶は中間に位置していて、酸化発酵を少しだけさせた半発酵茶です。
各茶葉の特徴に合わせ製法が分かれています。香りや繊細な味、淡い水色が特徴の茶葉は、オーソドックス製法で、濃い味や濃い色が特徴の茶葉はCTC製法が向いています。
CTC製法は、茶葉を細かく裁断し丸めることで表面積が増えて、成分が抽出されやすいようになっています。特にミルクで煮出すのに最適な形状となっています。アッサムの個包装と大袋は、CTC製法でのご提供となっております。
まず、茶葉の比較をしてみました。
「アールグレイは矢車草の紫色の花びらが見えるのですぐわかります。」
「アッサムは茶葉が丸まっているので見分けがつきますね。」
次に水色と香りを比較してみました。
「種類によって香りも色も特徴がありますね。」
「うーんいい香り。」
「アールグレイはフレーバーティーだけあって香りが魅力的。」
「ダージリンは明るい水色(すいしょく)ですね。」
「アッサムは濃厚な味ですね。」
「アッサムは良質な旨みを出す、CTC製法(つぶし(crush)引き裂き(tear)丸めて(curl)で葉を作りあげる製法)で、丸まった葉となっています。濃厚な味はミルクティーによくあいます。」
「ダージリンは水色と香りですぐわかるわ。」
「ダージリンはマスカットフレーバーと称される、フルーティーな香りとデリケートなコクが特徴のお茶で、人気の銘柄です。」
次回2時限目は、紅茶の茶葉のグレードについて勉強しましょう。 |