中国茶といえば何を想像しますか…?
烏龍茶でしょうか。ジャスミン茶も最近地位を確立していますね。
実は、中国茶は3000年の時を経て、今は1000種類以上あるのです。その発酵度によって中国らしくカラフルに、色の名前で大きく6種類に分類されています。
緑茶 | 不発酵茶。釜炒りされたもの。 |
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白茶 | 弱発酵茶。茶葉に白い毛がびっしりと生えている。 |
黄茶 | ゆっくりと時間をかけて加熱し発酵されるお茶。 |
青茶 | 半発酵茶。発酵させたのち、加熱処理される。 |
紅茶 | 完全発酵茶。葉を乾燥させて揉みこみ発酵させる。 |
黒茶 | 緑茶と同じ工程を踏んだのち、コウジによって発酵させたもの。 |
また上記に加え、ジャスミン茶のような茶葉に花の香りを付けたものを「花茶」、茶葉をまとめて縛り、お湯を注ぐと中から花が咲くような細工をした「工芸茶」などが分類に加えられることもあります。
「お茶で発酵!?」と思われた方も多いかもしれません。
実はお茶のもとになる葉っぱはすべて同じもの。生産された地域や発酵の度合いによって味が決まります。
ちなみに、上の表にある「緑茶」「紅茶」はもちろんあのおなじみの煎茶や紅茶のことです。
ところで、中国茶で高価なものがあるのをご存知ですか?
銘柄によってはびっくりするほど高いものがあります。その理由は様々で、また分類によるところもあります。
次回は、日本人になじみ深い中国茶、烏龍茶を含む「青茶」についてお話しいたします。