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私にご褒美

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ごきげんよう!ホメ姫です。3月といえば、は~るの~うららの~♪お花見の季節がやってきますね。ビューティーファンのみなさんは、「お気に入りのお花見スポット」ってありますか?

ホメ姫は、毎年、近所の目黒川沿いにお花見に出かけます。川の両岸にぎっしりと咲く桜のトンネルは、本当に見ごたえたっぷりです。今年も楽しみだな~♪そして今回は、お花見の帰りにおすすめ!目黒川沿いにそびえる目黒雅叙園の『百段階段』をご紹介します。日本人なら、一度は見ておきたい東京都の指定有形文化財です。では早速、目黒雅叙園にしゅっぱーつ!

ホメ姫 年齢: ヒミツ(30代)
職業: 都内オフィスで働く中堅OL
趣味: 食べ歩き・バレエ・ヨガ
座右の銘: 明日は明日の風が吹く

~百段階段~(目黒雅叙園)

ついたあだ名は“昭和の竜宮城”

「一度行ったら忘れられないホテル」、目黒雅叙園はそう言わずにはいられないほど、個性豊かなホテルです。大きな瓦屋根が目印の入り口を入ると、黒い床に金の柱が目に華やか、廊下を歩くとホテルにいるという感覚がなくなるたくさんの日本画や螺鈿細工、彫刻などの美術品を見ることができ、大きな美術館に来たような錯覚に陥ります。

創業者は細川力蔵という方で、昭和6年に料亭として「目黒雅叙園」を開きました。日本で初めての「総合結婚式場」のシステムを作り上げたそうで、そのほか中国料理店でおなじみの「回転テーブル」を発案されたりしたそう。
うーん、きっと一流の商売センスをおもちかつ、とてもユニークな方だったにちがいないわ~。

ところでみなさん、ここに来たらぜひトイレにいってくださいっ!トイレが人気スポットのホテルもなかなかないと思うけど、こちらのトイレは記念写真を撮る人で絶えないほど、「豪華トイレ」なんです。細川さんは、「トイレは来園したお客様が唯一ひとりになって、ほっと一息くつろぐ所」という考えのもと、トイレに漆を施したり、朱塗りの橋を渡したりされたとのこと。ほんと、あの時代に女性の感性がここまでわかっていた細川さんに、ホメ姫、感動しちゃうわ~!!

『百段階段』は実は九十九段だった!

さて豪華トイレで一息ののち、螺鈿細工のエレベーターに乗るといよいよ『百段階段』に到着です。そもそも『百段階段』ってなんのために作られたのかといいますと、当初は結婚披露宴などをおこなう宴会場として使われていた7つのお部屋を、九十九段の長い階段廊下で繋いだものが、今も残されているということだそう。

それにしても、なぜ九十九段しかないのに『百段階段』というのかというと、これはまさに細川さんの向上心の表れだそうで、「百」という数字は完璧を表す意味があり、一段足りないことで、もっともっと上を目指し続けるという意味を込めて『百段階段』と名づけたそうです。細川さん、現代に生きていたらなにをしてらしたかしら。。。ぜひ現代日本に「喝」を入れていただきたいわっ!

7つのお部屋は、「十畝(じっぽ)」、「漁樵(ぎょしょう)」、「草丘(そうきゅう)」、「静水(せいすい)」、「星光(せいこう)」、「清方(きよかた)」、「頂上(ちょうじょう)」と名前がつけられています。主に装飾を担当した画家の名前がつけられたそうです。どのお部屋の絵画も装飾も当時のまま残されているので、心底、歴史を感じられてタイムスリップした気持ちになりますよ~。

障子や襖のひとつひとつのデザインを見ても、日本文化って素晴らしいと思わずにはいられない『百段階段』。私たちは日本人であることに、もっともっと誇りをもちたいと感じるお花見になること、まちがいなしです!!

『百段階段』のあとは、もちろん、目黒雅叙園のレストランへ♪和洋中、なんでもありよ~♪♪滝の流れるカフェは、なんとパワースポットらしいわっ!ホメ姫、今年のお花見もみやびなパワーをもらいにいくわよー♡

※『百段階段』は、現在、展覧会などの催しにて限定公開となっています。

お問い合わせ

目黒雅叙園 TEL:03-5434-3140

※2011年3月1日現在の情報です。予めご了承下さい。